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地獄の100キロ野辺山ウルトラマラソン参戦記(その1)

懸賞 2009年 05月 18日 懸賞

地獄の100キロ野辺山ウルトラマラソン参戦記(その1)_f0036354_21523419.jpg5月17日、第15回星の郷八ヶ岳野辺山高原100キロウルトラマラソンに参加してきました。
去年初めて参加したチャレンジ富士五湖ウルトラマラソン後、平塚で行なわれた24時間マラソンを体験し、今回で100キロ以上の距離を走るレースは3回目となります。
星の郷八ヶ岳野辺山高原100キロウルトラマラソンは、標高差1000mの大自然の中を走り抜ける日本で一番過酷なウルトラマラソンと称され、「野辺山を制する者はウルトラを制す」とまで言われています。


そんな過酷なレースに、どうして自分がエントリーをしたのか、実のところ記憶が飛んでいてよく思い出すことができません。
酔っぱらって気持が大きくなっていたのか、パソコンの前で、そのコースの恐ろしさも知らないまま、軽い気持でエントリーの画面に向ってポチっとやってしまったのが、すべての始まりだったような
気がします。
意外とウルトラ参戦というのは、ヒトに背中をポンッと押されるとか、みんなの前でつい宣言しちゃうとか、軽い気持や、その場の雰囲気や勢いで決めてしまわないと、なかなか決心できないような気がします。あれこれと考え出すと、走り出す前に「自分には無理だ」と決め付けてしまわれる方もいらっしゃると思いますが、やってみなくては、その先のことは誰にも判りません。人間には無限の可能性が秘められている、極限状態を体験して、完走してもしなくても、その先に見えてくるものが誰にも必ずあります。
それは、自分自身に対する甘えや傲慢さだったり、今まで気がつかなかった自分の強さや、小さな箱に入れられ忘れかけていたキラキラ光る自分自身のプライドだったり・・・。
ウルトラは走りながら、無になる瞬間が何度となく訪れます。目の前には一本の道。ランナーはたくさんいても、競争相手ではありません。頼れるのは自分の心、そして戦う相手も自分の心です。私は毎回、ウルトラへの参加を自分自身と向き合い、自分自身を見つめ直すいいチャンスだと捉えています。
一年に一度、こういう日があってもいいかな?などと思ったりしています。

by Ricophoo | 2009-05-18 21:57 | スポーツ

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