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第31回鴻巣パンジーマラソン

懸賞 2013年 03月 03日 懸賞

第31回鴻巣パンジーマラソン_f0036354_0294688.jpg3月2日第31回鴻巣パンジーマラソンに参加してきました。

マラソンレースと言えば約1年ぶりの参加になります。昨年中は雑事に追われたことと一昨年から体調がいまひとつ優れなかったため、マラソンレースから少し遠ざかっておりました。
なので、仕事帰りの皇居2周と週末走でゆるゆるとお茶を濁す程度で、以前のように日記をつけ練習にせいを出すこともなくのんびりとしたランニングライフをエンジョイしておりました。
そろそろ大会参加をというお師匠の声を右から左に流していたのは、ここ1年よりの自律神経の失調で体温管理機能が低下。異常なほどの寒がりになっていたので、寒い季節のマラソン大会は命の危険も予感させ、なんとなく二の足を踏んでおりました。
鴻巣パンジーマラソンは3月の開催ということで、少しは暖かくなっているかとエントリーしてしまったのが数ヶ月前。
しかしこの冬の異常な寒さは、3月が近づくほどに更に勢力を強め、一向に暖かくなる気配もなく大会案内が届けられました。
早々とDNSを決め込んでいたら3月1日は、これまでの寒さが嘘のような暖かさ。一気に春が訪れました。
断る理由も見つけられず、しぶしぶと参加する運びとなりました。

当日は晴天でしたが、強風で交通機関が乱れるほどの強い風が吹き荒れています。
これから始まる21キロの地獄行きの切符を手に暗い気持ちでスタートラインに立ちました。

鴻巣パンジーマラソンは始めて参加する大会です。
JR高崎線、鴻巣駅から徒歩20分ほどの競技場がスタート・ゴールとなる会場です。
アップダウンのないコースと評判で、今年のハーフの参加者は6,000人ほどだということです。

9時30分スタートの号砲がなりました。
とにかく練習らしい練習もしないまま当日を迎え、記録どころか、完走できるかどうかもわからない状態での参加。どうにか再びこの陸上競技場に無事戻ってこられますように!祈るような気持ちで走り出しました。

転ばないように慎重に走り出した1キロのラップタイムは 4’49とまずまずの滑り出し。
始めは追い風ということもあり順調に走っていたのですが、8キロくらいから体ごと吹き飛ばされるような強風が荒れ狂うようになりました。せっかくいいペースを刻んでいてもこの強風で前に進むことができません。
強い風で飛ばされ他のランナーにぶつかる事数回。また時折畑の中の砂埃が舞い上がり、呼吸が苦しくなることもありました。12、3キロ位からは右足裏に大きな水ぶくれができているのが判り後半戦は本当に苦しい状況が続きました。大会名にもなっているパンジーは一体どこに咲いていたのやら。容赦なく吹き荒れる風、風、風。2006年の荒川フルマラソン、2009年の野辺山ウルトラマラソン以来の地獄の強風レースでした。

何度も強風に心が折れそうになりながら、なんとかラスト1キロも4分42分までスパートをかけてゴールすることができました。

結果は1時間44分26秒で50歳代の部で10位入賞。
表彰状とエンジェル・ペラルゴニウムという鉢植えのお花を頂きました。
参加賞はシューズバックです。
鴻巣パンジーマラソンはアップダウンなし、キロ表示も1キロごとにあり
風さえなければ、好記録も可能な、私が長年捜し求めていた理想のコースです。
給水や大会運営もきっちりとした素晴らしい大会でした。

今回自己ベストより12分も遅いタイムでしたが、今の私の状態でこれだけ走れたら上出来です。
いつまでも強風は吹いているわけではありません。
凍てつく冷たい風もいつかは吹くことをやめ、暖かい春の日差しを運んできます。

ほんの少しだけ、新たな気持ちで、また走り出してみようという気持ちになりました。
私にとっての春一番が吹いた弥生三月の始まりです。

4’35-4’46-4’57-4’21-4’46-4’55-4’55-4’59-4’51-4’47-4’53-5’03-5’19-4’43-5’14-11’44-5’01-4’52-4’58-4’42

by Ricophoo | 2013-03-03 00:25 | スポーツ

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