落語三昧

懸賞 2013年 10月 14日 懸賞

f0036354_22315818.jpg最近は、いろいろ忙しく寄席通いもままならずに過ごしておりますが
8月の終わりから9月の始めは夢のような落語三昧の日々でした。


●みなと毎月落語会 「柳亭市馬独演会」
8月27日 高輪区民センターで行われた「みなと毎月落語会 柳亭市馬独演会」。
出演は前座の市助さんのみ。あとは市馬さんが3席。市馬ワールド満喫の一日でした。

柳亭市助「出来心」…市馬さんの若いお弟子さんです。後半になるにつれ伸び伸びと演じられていて、とても良かったです。これからが楽しみです。

柳亭市馬
「かぼちゃ屋」…以前市馬さんの落語で聞いた「唐茄子屋政談」「唐茄子売り」の部分を際立たせたお噺。市馬さんの売り声の節回しにうっとり。

「妾馬」…「八五郎出世」ともいいます。後半部分でちょっぴりしんみりさせる方もいらっしゃいますが、市馬さんの演じる八五郎は最後までカラッとしていて気持ちがいいです。

仲入り
「厩火事」…女の言い分、男の本音、昔も今も男と女の考えてる事は、時代を超えてちっとも変わらないんだなあ、なんて考えてくすりと笑ってしまう男女の機微を描いた名作中の名作「厩火事」。市馬さんの演じる髪結いの女房の色っぽいこと!

●「よってたかって夏らくご」(昼の部)
8月31日は有楽町よみうりホール「よってたかって夏らくご」(昼の部)。

柳家フラワー「出来心」…歯切れがよく聞きやすくて前座さんとは思えないしっかりとした落語を聞かせて頂きました。

春風亭一之輔「浮世床」…あまちゃんとガリガリ君の噺をまくらに大爆笑。やはり今一番勢いがある落語家さんです。一之輔ファンの友達も大満足。

桃月庵白酒「首ったけ」…毒の効いたまくらはやっぱり白酒さんでしょうか。紅梅花魁と妓夫の掛け合いが楽しいお噺です。

三遊亭兼好「つぼ算」…この噺は演者の落語家さんの個性で随分カラーが違ってくるように思えます。商人を騙して店を出る詐欺師二人組「いいの買ったね!いいの買ったね!」と独特の憎めない兼好さんの節回しが良いですね。

柳亭市馬「黄金餅」…自分の死後に財産が他人に渡るのを嫌がる僧侶とその財産を奪おうと企む男を通して人間の深い欲望を描いた落語の演目の中でもかなりシュールでダークなお噺です。噺家自身の性格や語り口によって扱いにくいネタ、また語り手を選ぶ噺と言われている中、市馬さんの演じる主人公は病気の隣人を看病する優しい顔と、罪悪感も持たず無邪気に死者から金を奪う非情な顔を持つ男。難しい演目、市馬さんの新たな一面を感じた一席でした。

●「柳の家の三人会」
9月2日には目黒パーシモンホールで行われた「柳の家の三人会」。

柳家小かじ「道灌」…前座が入門するとすぐに教えてもらう滑稽噺だと聞きますが、三代目金馬や5代目小さんなども得意とした噺でもあり、シンプルな基本形というのは実は一番難しいのかもしれません。小かじさんの前座さんには見えない落ち着いた話しぶりにびっくりしました。

柳家三三「お化け長屋」…江戸っ子は見かけとは裏腹に小心で怖がり。長屋の空部屋をめぐって部屋を借りたい男と、借りられては困る長屋の店子の幽霊話での攻防。三三さんの飄々とした語り口が味わい深い落語でした。

柳家喬太郎「夜の慣用句」…喬太郎さんの新作を初めて聴きました。もう言葉に出来ないくらい最高に笑わせてもらいました。東急東横線ネタのまくらから爆笑に次ぐ爆笑。そして喬太郎さんが手がけた新作落語「夜の慣用句」!もう死ぬほど笑いました。若い社員の飲み会に空気を読まない部長が無理やり参加して場を白けさせていく様をコミカルにあきれるほど馬鹿馬鹿しく描いています。そんな訳でその後すっかり喬太郎さんの魅力に取り付かれてしまい、銀座の山野楽器で喬太郎さんのCDをGET。現在喬太郎ワールドにどっぷりはまっています。

柳亭市馬「妾馬」…先日の独演会と同じ演目の「妾馬」でした。
市馬さんの「妾馬」は大好きな演目です。
しかし喬太郎さんの「夜の慣用句」が予想外の隠し玉だっただけに、初めて市馬さんが霞んで見えてしまいました。隠し玉はやはり最後に爆発させるべきだったのかもしれません。

●末広亭 上席(途中入退場)
10月1日 「新宿末広亭 上席夜の部」へ行って来ました。18時 白鳥さんの噺の途中で入場し、19時 市馬さんの落語観てから帰りました。

すず風 にゃん子・金魚(漫才)…昔ながらのしゃべくり漫才。金魚さんの弾けるパワーに元気をもらえます。

初音家 左橋 「つぼ算」…数字が苦手な私は聞くたびに「???」本当によく練られた噺だと感心します。

柳家 喬太郎 「子ほめ」…一度でも喬太郎さんの新作を聞いてしまうと、こうした古典の王道の裏に何かがあるのでは?と期待が高まりますが、正真正銘歴とした見事な「子ほめ」でした。

林家 ペー(漫談)…初の生ぺーさんでした。全身ショッキングピンクの衣装が目に焼きついて離れません。

川柳 川柳 「テレビグラフティ」…また川柳師匠の落語を聞いてしまいました。
とにかく辛抱。

柳亭 市馬 「芋俵」…10月上席と言う事で秋の風物でお芋に因んだ噺で軽く一席。市馬さんのセンスの良さが光ります。


10月25日には文京シビックホールで市馬さんと鯉昇さんの二人会、11月19日には、みなと毎月落語会「志らく・喬太郎二人会、12月26日には「年忘れ 市馬落語集」、そして来年1月25日には「よってたかって新春らくご14、21世紀スペシャル寄席」に行く予定です。
今年始まった落語熱、まだまだ冷める気配はなさそうです。

by Ricophoo | 2013-10-14 22:12 | 落語

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