高田郁さんからのはがき
2014年 09月 28日
高田郁さんのサイン会から10日くらいたった頃、夕方会社から帰ってきてポストを覗くと1枚のハガキが・・・!
なんと高田郁さんからファンレターの返事が来ていました!
先日行った高田郁さんのサイン会で高田さん宛にファンレターを渡しました。
まさかその返事をいただけるとは夢にも思いませんでした。
別れ際に高田郁さんは「いつになるかわからないけど、お返事書きますね」とおっしゃって下さったのですが、今飛ぶ鳥を落とす勢いの人気作家の方ですから忙しくないわけはありません。
ファンレターを渡せただけでもラッキーでそんな風に言って下さるだけでもありがたいことなので、ポストから取り出して差出人のお名前を確認した時には、もうびっくり仰天でした。
ハガキにサインペンで大きく描かれた「みをつくし料理帖」の主人公の澪ちゃんのイラスト。
そして万年筆で書かれた心のこもった丁寧なお返事を下さいました。
お返事の最後に「感謝多謝」と書かれていましたが、感謝多謝なのはこちらのほうです!
高田郁さんは作家としてはもちろんのこと、人間として本当に素晴らしい方です。
高田郁さんの作品は時代小説が殆どですが、読みやすくわかりやすい言葉で書かれています。そして読む人に希望と優しい気持ちを届けて下さいます。
それは高田郁さん自身が大変なご苦労を乗り越えて、様々な人々に感謝をしながら夢をかなえていらしたからだと思います。
みをつくし料理帖の中に出てくる言葉「雲外蒼天」とは―
苦労に耐え努力をすれば必ず雲の向こうには青い空が見えることという意味です。
まさに高田郁さんの人生を現すような言葉です。
高田郁さんはご自身のことを書かれたエッセイ「晴れ時々涙雨」の結びの言葉でこう締めくくられています。
「読者からのお手紙を読むたび、サイン会で直接言葉を交わすたび、そして様々な場所で拙著を読む人と遭遇するたび、深い感謝の気持ちが胸に溢れます。一作ごとに成長することで報いることができればと願います。」
「物心ついた時から今日まで、私は多くの本に出会い、生きにくさを軽減してもらいました。ちりちりと焼けるような焦燥感や底知れぬ悲しみを覚えた時も、本の中の一文に救われたことがあります。ともすれば自己否定に走りがちな屈折した心にしっとりと寄り添ってくれたのもまた、本だったのです。だからこそ、私自身もいつか誰かの人生の伴走者になりうるような小説を書けたらと心から祈っています」
悲しい時も苦しい時も嬉しい時も、私のそばにはいつも高田郁さんの作品と高田郁さんの紡ぎ出して下さった言葉があります。まぎれもなく高田郁さんは私の人生の伴走者です。
私も高田郁さんのような思いやりのある優しい人になりたいです。
高田先生、本当にありがとうございました。お返事のハガキは私の宝物となりました。
なんと高田郁さんからファンレターの返事が来ていました!
先日行った高田郁さんのサイン会で高田さん宛にファンレターを渡しました。
まさかその返事をいただけるとは夢にも思いませんでした。
別れ際に高田郁さんは「いつになるかわからないけど、お返事書きますね」とおっしゃって下さったのですが、今飛ぶ鳥を落とす勢いの人気作家の方ですから忙しくないわけはありません。
ファンレターを渡せただけでもラッキーでそんな風に言って下さるだけでもありがたいことなので、ポストから取り出して差出人のお名前を確認した時には、もうびっくり仰天でした。
ハガキにサインペンで大きく描かれた「みをつくし料理帖」の主人公の澪ちゃんのイラスト。
そして万年筆で書かれた心のこもった丁寧なお返事を下さいました。
お返事の最後に「感謝多謝」と書かれていましたが、感謝多謝なのはこちらのほうです!
高田郁さんは作家としてはもちろんのこと、人間として本当に素晴らしい方です。
高田郁さんの作品は時代小説が殆どですが、読みやすくわかりやすい言葉で書かれています。そして読む人に希望と優しい気持ちを届けて下さいます。
それは高田郁さん自身が大変なご苦労を乗り越えて、様々な人々に感謝をしながら夢をかなえていらしたからだと思います。
みをつくし料理帖の中に出てくる言葉「雲外蒼天」とは―
苦労に耐え努力をすれば必ず雲の向こうには青い空が見えることという意味です。
まさに高田郁さんの人生を現すような言葉です。
高田郁さんはご自身のことを書かれたエッセイ「晴れ時々涙雨」の結びの言葉でこう締めくくられています。
「読者からのお手紙を読むたび、サイン会で直接言葉を交わすたび、そして様々な場所で拙著を読む人と遭遇するたび、深い感謝の気持ちが胸に溢れます。一作ごとに成長することで報いることができればと願います。」
「物心ついた時から今日まで、私は多くの本に出会い、生きにくさを軽減してもらいました。ちりちりと焼けるような焦燥感や底知れぬ悲しみを覚えた時も、本の中の一文に救われたことがあります。ともすれば自己否定に走りがちな屈折した心にしっとりと寄り添ってくれたのもまた、本だったのです。だからこそ、私自身もいつか誰かの人生の伴走者になりうるような小説を書けたらと心から祈っています」
悲しい時も苦しい時も嬉しい時も、私のそばにはいつも高田郁さんの作品と高田郁さんの紡ぎ出して下さった言葉があります。まぎれもなく高田郁さんは私の人生の伴走者です。
私も高田郁さんのような思いやりのある優しい人になりたいです。
高田先生、本当にありがとうございました。お返事のハガキは私の宝物となりました。
by ricophoo | 2014-09-28 20:13 | 本