2015年初笑い おおもり落語会

懸賞 2015年 01月 14日 懸賞

f0036354_2251911.jpg2015年の初笑いは大田文化の森ホールで行われたおおもり落語会。

チラシを観て一之輔さんと正楽さん目当てで出かけました。
これだけのメンツでチケット代が破格の安さ!

大田区出身の若手落語家さんによるおおもり落語会は今回で13回目とのこと。歌太郎さんが山王出身、時松さんが中央出身、市江さんが石川台出身だとか。

●柳亭市助『弥次郎』…交通事情とアクセスの悪さで到着が大幅に遅れ市助さんの落語が聴けなかったのが残念です。
今年二つ目に昇進する市助さん、座布団を裏返したり、紙切りの後の片付けの所作などきびきびしていて、それでいて立ち居振る舞いに品があり感心しました。

●三遊亭歌太郎『初天神』…初めて聴く歌太郎さん。金坊のわがままでこまっしゃくれた感じが良かったです。耳触りがよく聞きやすいしメリハリが効いていてまた次回が楽しみな噺家さんです。

●春風亭一之輔『笠碁』…演じる人によってずいぶんと頭に浮かんでくる情景や人物像が変わってくる噺だという気がしました。隠居の年寄の碁敵の話なので欲を言えば重厚さが欲しい所でしょうか…。でもなんだかんだ言ってもやっぱり一之輔さんは今一番勢いがある噺家さんですね。毒気と色気のバランスが絶妙です。

●三遊亭時松『蒟蒻問答』…にわか住職になった蒟蒻屋の主人が旅僧に禅問答をしかけられ蒟蒻の出来具合にたとえてとんちんかんなしぐさで応戦。旅僧はそれを無言の行と取り違え敬服するという滑稽噺。後半部分の禅問答の場面は無言でパントマイムのような動作のみによって行われることからこういう類の噺を「仕方(しかた)噺」と言うそうです。
時松さんの力強い落語が印象的でした。

●林家正楽『紙切り』…はさみ試しにお正月らしい「羽根突き」と「相合傘」。会場からの注文では「蛙の餅つき」「初日の出」「出初め式」「七福神」でした。さすが正楽師匠、盤石の名人芸です。

●柳亭市江『禁酒番屋』…以前白酒さんで聴いたことのある噺です。かなり毒のある噺なので、白酒さんのような毒をもって毒を制する感がなければ扱えない噺のような気がします。
市江さんは性格の良さが災いしてか真面目に一生懸命正面から演じているので、こちらも真面目に一生懸命に聞いてしまいます。そういう話じゃないだけにちょっと残念!

若手の方達の落語会というのはフレッシュなパワーが感じられてなかなかいいものです。
若手落語家さんたちによる落語会は、カフェや居酒屋、ライブハウスなど小さなスペースを利用して毎日様々な場所で行われています。今年はこうした小さな落語会へも時々足を運んでみようかと思っています。

by Ricophoo | 2015-01-14 22:38 | 落語 | Comments(0)

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