おさむちゃん  ですっ!

懸賞 2015年 05月 08日 懸賞

f0036354_23284679.jpg笑いのつぼというのは人それぞれ。何がおかしいの?と言われればそれまでだが
今年の正月見事にはまった。今更ながらの「ぼんちおさむ」。
画面から波動砲を撃ち込まれたかのごとく呼吸ができなくなるくらい笑った。
ボーダーラインすれすれの際どさ、向こう側とこちら側、薄皮一枚隔てただけのヤバさに内臓を抉られた。

一年の計は元旦にあり。「今年は、ぼんちの漫才を観るためだけに大阪へいく」ことを既に正月心に決めた。

というわけで今年はGWを利用して「ぼんちの漫才」を観るべく「なんばグランド花月」へ行ってきた。
こてこての吉本新喜劇も十分堪能できたが、やはり生の「おさむちゃん」はキレっキレだった。

実は期待に胸を膨らませて臨んだ登場時のおさむちゃんの「溜め」が殆ど無くがっかりしたのだが、我らがおさむちゃん、そこで終わるわけがない!どんどん加速していくおさむちゃんのテンションはもう手が付けられない状態に…。

漫才と言うのは通常「ぼけ」と「つっこみ」の掛け合いでオチをつけていくものだが
ぼんちの漫才はおさむちゃんの「ぼけ」のみで完結してしまう。
それでは相方のまさとは要らないのでは?と思ってしまうが、本当の意味ですごいのは実はまさとなのである。
無粋な「つっこみ」を入れず、おさむちゃんを野に放し、大海を自由に泳がせ、やりたい放題やらせているまさとの間合いは絶妙だ。

「メッシ!メッシ!」「おかずも食べなさい!」

気が狂ったように連呼するおさむちゃんは もはやコントロール不能。誰も止められない。


時代のせいか、大好きだったチャンバラトリオのハリセン芸や正司敏江・玲児の「どつき漫才」が影を潜めてしまった今日この頃、一歩間違えれば…的なおさむちゃんのトランス芸がたまらない。

私たちは日ごろの憂さを晴らすため笑いを求めて寄席や劇場に足を運ぶ。
落語のように話芸を堪能するのも良し。
しかし日常の規範から心を解き放つためには森林浴で癒されるのと同じように、ボーダーラインすれすれの「ぼけ」や派手な「どつき」で爆笑するのはある種のカタルシス〈浄化〉につながるような気がする。

「ぼんちの漫才を観るためだけに大阪へいく」贅沢なGWの一日だった。

by Ricophoo | 2015-05-08 23:37 | 落語

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