「渋谷らくご」一周年おめでとう

懸賞 2015年 11月 19日 懸賞

f0036354_23493223.jpg2014年11月、ユーロスペースに於いて始まった「渋谷らくご」が1周年を迎え11月13日から18日まで、いつもより1日多い6日間12公演が行われました。
そんなわけで18日の最終日18:00からの「ふたりらくご」に行ってきました。
この日の「ふたりらくご」は春風亭一之輔さんと柳家喜多八師匠。二席だけの公演なのですが一之輔さんと喜多八師匠の落語が聴けてなんと木戸銭わずか1,200円は破格の値段!
開口一番は一之輔さん「粗忽の釘」。
いつものようにキツイ毒のあるマクラから。渋谷がらみハロウィンネタでガツンと会場中を笑わせつつの「粗忽の釘」。
以前にも聴いた演目ですが、更に余裕さえ感じられるほど、もはや完全に一之輔の「粗忽の釘」にしてしまっているところが素晴らしい。ベテランの貫禄さえ滲み出ているようです。
外はどしゃ降りの雨なのに客席は超満員。ホール落語のチケットもなかなか取り辛くなってきています。一之輔さんは人気も実力も兼ね備えた今もっともエキサイティングな落語家さんでしょう。
二席目は柳家喜多八師匠「首提灯」
前座見習いの女性の肩につかまりながら這うように高座へ上がる喜多八師匠。
ギャグかと思い笑おうと準備していた隣の男性客、どうやらそれがギャグじゃないことに気が付き笑いを押し殺すのに苦労している気配に思わず苦笑。
相当足の具合が良くないのか高座に上がるまでの様子は見ていられないほど。
なんだか高座に上がっても「息が切れる」と言ってるし何となく顔色も冴えない感じ。
大丈夫か?喜多八師匠…
しかしいざ噺が始まると打って変わって力強くそれでいてメリハリの利いた落語に引き込まれました。
「首提灯」は初めて聴く噺で、かなりエキセントリックな内容です。
侍に首を斬られた町人がズレていく首を支えながら歩いて行くところが見せ場なのですが、登場時の喜多八師匠の姿が蘇って臨場感半端ありません。
マジで喜多八師匠の首が取れちゃうんじゃないかとドキドキしました。
渋谷での落語会だけあって、さすがに客層が普段の寄席とまるで違い、20代、30代の若くておしゃれな感じの方が多かったです。
若い人たちにももっと落語の面白さを知ってほしいと新しい切り口の興業内容とスタイルでサンキュータツオ氏が始められたこの「渋谷らくご」も一周年。
着実に渋谷から発信する文化になっているような気がします。

by Ricophoo | 2015-11-19 23:41 | 落語 | Comments(0)

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