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2008 24時間ゆめリレー in 湘南ひらつか その2

懸賞 2008年 10月 09日 懸賞

平塚総合運動公園の周回コースは1周1.768キロのほぼ平坦なコースです。
平坦と言えども、何周も同じところをグルグル周っていると
1、2箇所ほど難所といえる場所が、如実に現れてきます。
それは球場を過ぎて、公園に入る直前の坂です。
普段なら、坂と認識するほどでもない微かな登りが
時間の経過、疲労の蓄積とともに、夏に登った涸沢や
丹沢の山道の激坂に匹敵するくらいに感じるようになりました。

走り始めは、244君の友人の山○さんと
おしゃべりをしながら、1周11分~10分半のニコニコペースで走りました。
呼吸も楽で、このままどこまでも走れそうな気がしました。
7,8周で山○さんと別れ一人旅。
あまりにも気持よく走れるのと、駅伝チームの爆走につられ
時々は1周を9分弱で走ってしまい、ついつい「自分は24時間走る」のだということを
忘れそうになってしまいます。
そうです。先は長いのです。あと18時間。
6時間走の人たちは19時で終了してしまい
ずいぶん走っている人が少なくなってきました。

後から追い抜いていくお師匠は、「ヘイ」とか「ファイ」とか
よく判らないような言葉を発し、一定のリズムを崩さず淡々と走っていきます。
24時間走では有名な「フェイスペイントの麗人」○浦さんは、
お師匠と走り方がそっくり。殆どぶれない姿勢、真っ直ぐに伸びた背中と
腕の振りまで瓜二つ。キャラもどこか似ているような・・・。
計測のアーチを通り過ぎる時には「只今○○周完了!○○周入ります!」と大声で
叫びながら通過します。
また、毎年ゆめのしまで拝見していた、7番さんは、おいくつなのか、かなりのご高齢。足にグルグル巻いたテーピングが痛々しく、つい人ごとながら心配になってしまい、すれ違う時「頑張りましょう」と声を掛け合い励まし合いながら走りました。
他にもキロ4分ほどでガンガン飛ばしていく女性ランナーや
子供達に大人気のカエルの着ぐるみの19番さん。馬の尻尾をつけた男性ランナー、
若い男性もいれば、60代くらいと思しきマイペースな女性ペアもいました。
24時間個人の部に参加されているかたは男女総勢67名。いろいろな方がいらっしゃいました。

エイドには水、メダリスト、さかなのちからというサプリメント、
レモン、ウメボシ、バナナ、飴、グミ、塩がありました。
夕食は休憩テント近くでパスタの給食サービスがあったのですが、テントは遠くて並ぶのも面倒くさいので、自分で買っていたパンを
走りながら手に握り締め少しずつ食べました。
私設のミニエイドに置いていたゼリー、梨やリンゴといったフルーツも
食べやすかったです。おにぎりなどの喉越しの悪そうなものは
食べる前からどうにも敬遠してしまい、あまり手をつけませんでした。
特に身体に沁みたのは、コース上にある自販機で買って飲んだ
缶コーヒーでした。何周かごとの楽しみにして、缶コーヒーを飲むために、あと1周頑張ろうという気持になりました。

夜8時からは12時間走の方が加わり、また少しにぎやかになりました。

夜中は音楽を聴きながら走りテンションを上げていきました。
時々小さな声で歌を歌いながら走ったりもしました。
ところが夜中の3時半頃、ちょうどi-podの電池も残り少なくなってきた頃
足が動かなくなってきました。
歩いていると寒くなり着替えをしようと控室のテントに行ってみたら
4、5人の女性が寝袋に包まって眠っていました。
大きな音を立てないように着替えを済ませ、しばらくぼーっとしていましたが
横になって眠ろうという気には、なぜかならず
大きな脱力感を背中に背負いながらテントを後にしました。

きつい・・・・
走りたい・・・・
でも足が動かない・・・

引きずるように足を動かし、無理やり歩を進めました。
とにかく歩こう・・・。
走り始めは10分ほどで走れた1周に20分、酷い時では30分以上かかりました。
動かない足・・・
何がいけないのだろう?走り込みが足りないからか?
体幹が弱く筋力がないからか?
不甲斐無い自分が悲しくなってきました。
みんな同じように辛くて苦しいはずなのに、スピードはなくても
きちんと「走れる」のは何故?自分は何故走れないのか?

by Ricophoo | 2008-10-09 00:22 | スポーツ

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