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北アルプス 鹿島槍ヶ岳登山 ~その3

懸賞 2015年 08月 16日 懸賞

f0036354_1371825.jpg【三日目】
寝不足のまま4時半頃身支度を整え5時朝食。鹿島槍ヶ岳への登山はレインコート等少しの荷物を小さなリュックへ入れただけのほぼ空身で行いました。荷物は殆ど小屋に置いてのピストン登山です。
すこし雲が出ていますが、今日のところは何とかお天気も持ちそうな感じです。
雲の間から朝日が出て幻想的な景色が広がります。

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眺めの良い稜線伝いの道を辿り布引山を経て鹿島槍ヶ岳を目指します。
砂礫や岩ゴロのガレ場ばかりで落石を起こさないよう足元に神経を使います。
身軽なので冷池山荘からわずか2時間弱で鹿島槍ヶ岳頂上へ到着しました。
素晴らしい眺めで北アルプス北部の山々をぐるりと見渡せました。
写真を撮ってすぐに山荘まで下ります。

f0036354_1311481.jpg途中ライチョウの親子に出会いました。
草木の間に4羽いたのですが保護色になっているので、なかなか見つけられません。ライチョウの出現は天気が下り坂になる前兆だとも言われているので、先を急ぎます。
山荘まで1時間半弱で到着。すぐに重いリュックを背負い出発しました。
下山は来た道を戻ります。


f0036354_1312106.jpgf0036354_1312597.jpg冷乗越を過ぎてしばらく行くと往路では見つけられなかったコマクサを見つけました。そのほかチングルマの群生も多く見ることができました。
約2時間ほどで種池山荘に到着。意外に早く到着したので本日中に扇沢まで下山することになりました。しかしまずはラーメンで腹ごしらえ。山で食べるラーメンの美味しかったこと!
ここからは柏原新道へ。往路はサクサク歩けた柏原新道でしたが、なぜか困難を極めました。というのもリュックの腰のベルトをしっかりと装着できなかったため右肩に負担がかかり激痛。しかも下り続きで右足の親指の爪先がやられてしまい激痛。寝不足からくる集中力の低下で足元もおぼつかず予想以上に神経を使います。そしてなにより精神的に堪えたのは「つづら折り」の山道です。「つづら折り」は「九十九折」と書きます。文字通り99のジグザグ道で、風景も木立に囲まれほぼ変わらないため、何度も同じ道を辿っているような錯覚に陥ります。朝5時半から歩き続けてきた疲労、足や肩の痛み、途切れがちな集中力、そしてデジャヴの繰り返しで疲れがピークに。何度も休憩をはさみながら登りの時以上の時間をかけて無事扇沢まで下山することができました。下山できたときは本当に嬉しかったです。今までにない辛い山行となりました。

扇沢バスターミナルからバスに乗り大町温泉郷で下車。
本当は種池山荘でもう一泊して下山予定でしたが、頑張って一日早く下山できたため、ご褒美として大町温泉で温泉に浸かって一泊して帰りました。
下山中は辛くて「なんでこんなところに来てしまったのだろう?」と涙目になりましたが
下山後のビールや温泉でこの世の極楽を味わうと悲しいことにすぐに辛かったことを忘れてしまいます。一年に一度くらい「もういやだ!」と思うような辛い事を体験することは、本当の意味での幸せを再認識するいい経験なのかもしれません。

by Ricophoo | 2015-08-16 13:16 | 登山 | Comments(0)

北アルプス 鹿島槍ヶ岳登山~その2

懸賞 2015年 08月 13日 懸賞

f0036354_21413089.jpg【二日目】
鹿島槍ヶ岳は富山県黒部市、中新川郡立山町および長野県大町市にまたがる後立山連峰〈日高山脈〉の標高2,889mの山です。日本百名山、新・花の百名山の一つにも選定されています。




本日の行程は、その鹿島槍ヶ岳の手前の冷池山荘まで。
まず5時30分のバスで信濃大町から扇沢へ向かいます。扇沢のバスターミナルまで約35分程度で到着。
そこから柏原新道登山口まで徒歩で15分。扇沢のバスターミナルから戻る形になります。
準備を整え、登山届を提出して6時登山開始です。
登り始めからいきなりの急登で体中から汗が噴出。樹林帯の中ですが厳しい暑さが堪えます。つづらおりの坂道が続いたかと思うと、ガレ場あり石畳ありのとにかく登り、登り、登りのタイトなコースです。しかし、なぜかサクサク登っていけるほど歩きやすい…。この柏原新道は、その名の通り種池山荘の2代目主人 柏原正泰さんが二名の人夫と共に自らの手で切り開いたのだそうです。聞けば北アルプスの中でも最も穏やかで歩きやすいことで有名なのだとか。4時間ほどで種池山荘に到着。休憩を取りすぐに爺ケ岳へ向かいます。種池山荘から少し行って振り返ると、劔岳や立山連峰の雄大な景色を見ることができました。2時間ほど歩いて冷乗越(つべたのっこし)で昼食(おやき)。そこから10分で本日の宿泊小屋「冷池山荘」へ到着しました。

途中サルの声が遠くから聞こえてきたり、前方をサルが横切ったりと緊張する一瞬もありました。
また高度順化ができていないため途中から手の平がパンパンに浮腫んでかなりつらかったです。

冷池山荘に着くとだんだん雲が上がってきて景色が見えなくなりました。

夏山シーズンで小屋は超満員!覚悟はしていましたが大部屋で雑魚寝です。
部屋の中では終始いびきの酷い男性が2名ほどいて睡眠不足。
いびきの張本人は知ってか知らずか悪びれもせず…小市民は怒りの持っていき場もなく理不尽さだけが漂うばかり。まあこれも人生勉強です。

by Ricophoo | 2015-08-13 21:42 | 登山 | Comments(0)

北アルプス 鹿島槍ヶ岳登山~その1

懸賞 2015年 08月 12日 懸賞

f0036354_23534893.jpg8月9~12日に北アルプス 後立山の盟主「鹿島槍ヶ岳」を登って来ました。
【一日目】
新宿から特急あずさで信濃大町へ。








今回の登山の前に是非とも訪れたい場所がありました。それは信濃大町にある「大町山岳博物館です。
と言うのは、私の遠縁にあたる山岳画家の山川勇一郎さんの絵が「大町山岳博物館」に所蔵されていると知ったからです。
しかし、信濃大町の駅に降りてびっくりしたのは、信濃大町山岳フェスティバル主催で山岳博物館の企画展「山岳画家・山川勇一郎デッサン展」が信濃大町駅前特設会場で行われていたことです。デッサン展の開催期間は8月1日から16日までとのこと。なにか運命めいたものを感じました。
山川勇一郎さんはあの日本百名山を書かれた深田久弥さんと共にヒマラヤの山々を探索されたほど親交の深かった方だと知ったのは私が登山を始めてからでした。
山川勇一郎さんは1965年、単身チリ滞在中 南米アンデス山脈で氷河のクレバスに転落し落命されました。幼いころ親類宅に飾られていた山川勇一郎さんのデッサンを何枚も拝見していたのですが、こんなに有名な画家の方だとは知りませんでした。
山川さんは穂高の山々をこよなく愛されていたようで何枚ものデッサンや油絵を残されています。
デッサン展ではその穂高や上高地の自然が多く描かれていまたが、山岳博物館では奥穂や穂高山塊などの雄大で力強い油絵を鑑賞することができました。
山川勇一郎さんの絵との出会いは、これから登る鹿島槍ヶ岳への期待を大きく膨らませる起爆剤となりました。

by Ricophoo | 2015-08-12 23:55 | 登山 | Comments(0)

八ヶ岳トレッキング

懸賞 2015年 08月 01日 懸賞

f0036354_2225691.jpg7月19日~7月21日 八ヶ岳トレッキングへ行ってきました。
今回は登山と言うより森の中のトレッキングが中心の山歩きが目的です。
茅野駅からバスで1時間弱ゆられてピラタスロープウェイ駅へ。



駅のロッジで食事を済ませて外に出てみると霧雨が降りだしました。
ロープウェイでは白い雲に覆われ景色がまるで見えません。7分ほどで縞枯山の坪庭に到着しましたが、坪庭は当然雨です。木で作られた歩道は雨でかなり滑りやすくなっています。レインコートの上下を着込んで慎重に歩き始めました。

f0036354_22262555.jpg雨の日は無理をせず縞枯山荘で一泊。小屋で読書(鬼平犯科帳Ⅲ)と昼寝三昧。標高に慣れていないのかやたら眠かったです。
縞枯山荘の食事は豪華でとてもおいしかったです。
翌日はお天気も回復。麦草を通って白駒荘へ。

やはり八ヶ岳の森は最高です。
静寂が広がるシラビソ、トウヒ、ツガの原生林と苔生す森は幻想的で哲学的。
体と心が緑の中に溶けていく感じです。




f0036354_22272723.jpg白駒荘で野菜たっぷりのカレーを食べ白駒池を散策。
久しぶりで猫のチーコに会いに来たのですが理由あってチーコは里に帰っていました。

f0036354_22285467.jpg白駒荘の夕食も最高でした。いつもの野草の天ぷらに舌鼓。



夜中に起きて天体観測。満天の星空にため息がでました。こんな星空を観られたのは何年ぶりでしょうか!〈写真に残せなかったのが残念!)


f0036354_22292018.jpg翌朝は白駒池から昇るご来光を眺めながら、一人で来られていた年配の女性ハイカーとしばし歓談。
朝食後準備を整えて出発。朝露に濡れた森はキラキラ輝いて生命の息吹きを感じました。鳥のさえずりと風が渡る音を聞きながら名残惜しむようにゆっくり森を歩きました。


f0036354_2234537.jpg途中こけももの庭にちょっと寄り道。
あまり知られていないようですが、ここの景色は絶景でした。
アクティブに楽しむ登山も良いですが、たまにはのんびりゆっくり森の中を歩くだけのトレッキングも良いものです。

by Ricophoo | 2015-08-01 22:00 | 登山 | Comments(0)

甲州高尾山

懸賞 2015年 06月 11日 懸賞

f0036354_22593010.jpg6月7日甲州高尾山に登ってきました。
高尾山と言ってもあのミシュラン・三ツ星にも認定されている東京の高尾山ではなく、甲州高尾山です。
甲州高尾山は甲府盆地の東端の甲州市に位置し、甲府盆地の西側に連なる南アルプスの山並を一望できる標高1,100mほどの山です。どちらかと言うと山としては控えめで地味な印象の山ですが、実は甲州高尾山は何度かの山火事で多くの樹林が焼失してしまい、その結果 稜線からの富士山や南アルプスへの眺望が優れた山となった皮肉な運命を辿った山とも言えます。
J R中央線の勝沼ぶどう郷駅からタクシーで大滝不動尊へ。
大滝不動から甲州高尾山、柏尾山に登り大善寺に下るコースです。
大滝不動からのコースだったので急登はなく木立の中を少し歩くとすぐに、明るい尾根歩きとなります。木々の間より南アルプスの山並みを眺めながらアップダウンを繰り返すと、甲州高尾山の山頂にたどり着きました。当日はお天気は悪くはありませんでしたが、靄がかかった感じで富士山は見ることができませんでした。しかし日差しが柔らかだったため気持ちいいトレッキングを楽しむことができました。初めに登山口まで標高差400mもの距離をタクシーで連れて行ってもらったため、下りは登りの倍の距離を歩きました。ザレ道が続く急な下り坂は緊張の連続。登山らしい登山を楽しむのであれば大善寺から登るコースが良いかもしれません。
大善寺から再びタクシーでぶどうの丘にある「天空の湯」まで。
湯量豊富な温泉はアルカリ単純泉、ゆっくりお湯に浸かり露天風呂から眺める甲府盆地や南アルプスの大パノラマは、登山の疲れも吹き飛びます。(ぶどうの丘にはワインレストラン、ワインカーヴもあるそうです。)
先週の弘法山に続き、「登山」「温泉」「富士山(眺望)」の三種の神器。その上 駅近という私にとって鉄板ともいえる要素を全て兼ね備えた山。都会の喧騒を離れて木漏れ日の中、静かな風とたおやかな時間が流れている近くてちょっと遠い山。甲州高尾山-。
またひとつ素敵な山との出会いがありました。

by Ricophoo | 2015-06-11 22:49 | 登山 | Comments(0)

ほのぼの森歩き 弘法山

懸賞 2015年 06月 08日 懸賞

f0036354_2314428.jpg5月30日、神奈川県秦野の弘法山(235m)に登ってきました。これまで弘法山へは2、3回登ってきましたが、一人での登山は今回が初めてです。弘法山は登山口までのアクセスが良いことと下山後の温泉完備で私的には最高の癒しスポットとなっています。
弘法山は弘法大師が千座の護摩を修めたという信仰の山で「神奈川の景勝10選」にも指定されています。
登山口までは、秦野駅北口から水無川沿いを歩いて県道へぶつかったら左折。トイザらスを左に見た場所に「弘法山入り口」の道標があります。急登は最初の10分弱だけですぐに道は平坦になって権現山の尾根に出ます。権現山には展望台もあり富士山がよく見えました。

f0036354_23152472.jpg木立を抜けると馬場道に出ます。昔草競馬が行われていたとか。途中「めんようの里」という羊の牧場がありました。その後二つ目の弘法山へ。
弘法大師の鎮座するお堂もある明るい山頂です。お堂の裏から吾妻山へ向かいます。登山というより森の中を歩く感じです。私と同じように女性の一人登山の方も多く、終始ほのぼの。吾妻山では年配の女性ハイカーとしばし歓談。お菓子まで頂いてしまいました。約2時間弱のトレッキング。お天気がよく少し暑いくらいでしたが時折、木立の中を吹いてくる風がとても心地よく感じました。
下山後は弦巻温泉の「陣屋」で日帰り入浴〈ソフトドリンク付き)でのんびり。
今シーズン初の山歩きでしたが、いい足慣らしとなりました。

by Ricophoo | 2015-06-08 23:07 | 登山 | Comments(0)

薬師岳登山

懸賞 2014年 08月 16日 懸賞

8月12~14日 日本百名山のひとつとして知られる北アルプスの薬師岳を登ってきました。
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1日目 
7時06分  上野発 Maxとき303号で越後湯沢へ  
8時20分  越後湯沢発 はくたかで富山へ
10時15分 電鉄富山で有峰口へ
11時50分 有峰口からバスに乗り換え12時25分有峰記念館到着

f0036354_2316010.jpgf0036354_23214581.jpg高度順化を図るべく1日目は有峰ハウスへ一泊しました。
有峰ハウスは檜の木の良い香りがしてとても快適でした。
管理人の方達も気さくにいろんな話をしてくださり、有峰ハウス近くに頻繁に出没するという熊の親子の映像をスマホで見せてくれ、熊の話もたくさん聞かせてくださいました。(写真は有峰ハウスからの夕焼けと有峰湖)

2日目 6時45分発 有峰ハウス出てバスで登山口のある折立へ向かいます。
登山口近くのトンネルから2キロくらい続くマイカーの路上駐車の多さにびっくりしました。駐車場へ入りきれなかった登山客の車です。路肩に止めてあるのでバスが対向車とすれ違うのが困難なほどです。自己中心的な考えを持つ人たちのなんと多いことか!駐車場が小さいのが分っているのだから、登山客も極力バスを利用するとか、道路を管理する側やバス会社もバス便を増やしたりと対応策を考えてほしいものです。

7時30分 薬師岳登山口を出発。登山開始です。
登山口からすぐの左手には昭和38年1月薬師岳で遭難した愛知大学山岳部13名の慰霊塔が建っています。下山途中ルートを誤り東南尾根を降りて13名全員が遭難死したということです。この事故を教訓に富山県警に山岳警備隊が結成されたのだそうです。

太郎坂はいきなり急登になっています。樹林帯の中をジグザグに登っていきます。途中岩ゴロのガレ場やぬかるみも多く見られ歩きにくい感じがありました。
f0036354_2314505.jpg9時00分 三角点到着。
10時00分 五光台ベンチ このあたりは整備された緩い起伏の一本道で比較的登りやすくなっています。
11時00分 太郎平小屋到着 太郎平小屋のパミールカレーで昼食。
12時30分 薬師山荘到着。(2,710m)受付を済ませ、小さいリュックに必要な荷物を入れ替えます。
13時00分 一旦小屋を出て、薬師岳山頂を目指します。
13時40分 標高2,926mの薬師岳山頂に到着しました。

f0036354_23174596.jpgf0036354_23183296.jpgこの日はお天気も上々 赤牛岳、北薬師岳、立山、劔、白馬、唐松、五竜、鹿島槍、爺が岳、野口五郎、烏帽子、鷲羽、雲の平、水晶、槍、穂高、笠、乗鞍等々、360度の大パノラマが広がります。
山頂には小さな祠があり中には金色の薬師如来像が安置してあります。

f0036354_23194758.jpg3日目 
4時30分 起床
5時00分 朝食
6時00分 薬師山荘を出発 下山を開始しました。
11時30分 折立へ無事下山。
12時30分 バスで富山駅へ
14時00分 富山着 昼食。 駅近くのビル内で白エビ天丼を食べました。
はくたか、新幹線に乗り継ぎ17時45分上野駅へ到着。無事3日間の山行を終えました。

本当は3日目に太郎平小屋にもう一泊する予定でしたが、前日に山頂アタックを果たしていたのと、3日目の朝は辺り一面雲が覆っていたのでご来光は見られないということ、山の天気は下り坂で、このあと3日間ほど悪天が続きそうだというので、予定を変更し、そのまま来た道を下山することにしました。下山途中に少し霧雨が降って慌ててレインコートを羽織る瞬間もありましたが、時折日が射したりするものの終始曇り空で、あまり景色を楽しむことはできませんでした。

薬師岳は富山県南東部に位置し、剱岳・立山と並ぶ飛騨山脈 立山連峰の主要峰です。
危険な道はほとんどありませんが登っていくほどに山容がいろいろと変化していき、また後半に入ると様々な可愛らしいお花が咲き乱れ稜線歩きの楽しさを味わえます。山頂近くには金作谷カール、中央カール、南陵カールという3つの巨大なカールがありダイナミックな景色を楽しめる静かで落ち着いた懐の深い山という印象を持ちました。

by Ricophoo | 2014-08-16 23:05 | 登山 | Comments(0)

木曽駒ケ岳と千畳敷カール

懸賞 2014年 08月 08日 懸賞

f0036354_22393987.jpg8月2日~3日 中央アルプスの木曽駒ケ岳を登ってきました。
1日目
13:00新宿発 あずさ9号で岡谷駅に。
岡谷から飯田線で16:50分 駒ケ根に到着。
駒ケ根のビジネスホテルで一泊。

2日目
4時起床 タクシーで駒ケ根駅へ。
駒ケ根からバスで1時間ほどの駒ケ岳ロープウェイしらび平駅へ到着。
既にロープウェイには長蛇の列。30分ほど並んで ロープウェイに乗ること7分間。
6時30分 標高2612mの千畳敷カール駅へ到着しました。
ロープウェイを降りると目の前に雄大な千畳敷カールの景色が広がります。
カールというのは約2万年前、氷河期の氷で削り取られたお椀型の地形の事です。
6時40分 千畳敷カールから登山開始です。

f0036354_22413637.jpg乗越浄土までは急な登り(八丁坂)が続きますが、高山植物の花畑の可憐な花にほっと疲れも吹き飛びます。ごつごつとした石ゴロの坂道をひたすら登りながら見上げると登山客の列が延々と上に延びています。乗越浄土に着くと視界が開け、目の前にはいかにも険しそうな宝剣岳がそびえ立っています。浄土から中岳までは比較的緩やかな登りが続きます。
中岳から木曽駒ケ岳へはいったん下りますが、かなりハードな下り坂です。その後近隣の山々の稜線を楽しみながら10時 木曽駒ケ岳頂上に到着しました。

f0036354_22432326.jpg主峰駒ケ岳は標高2,956m、すっきりと晴れていれば富士山をはじめ南アルプス連峰、御岳山、乗鞍岳、北アルプスが一望できます。
頂上に着いて写真を撮ったりしているうちに、少しずつガスが出始めました。
山の天気は変わりやすいというのは分っていましたが、本当にあっという間にガスが広がり、そのうちポツポツと霧雨のような雨が降ってきました。風も吹き気温もかなり低くなってきました。
直ぐにレインコートを羽織り下山を開始しました。

f0036354_22441344.jpgロープウェイで気軽に来られる山ということで、見るからに軽装の親子連れもたくさんいてTシャツと普通のズックのような靴をはいているので、すれ違うたびに「大丈夫かな?」ととても不安になりました。(せめてレインコートくらいは常備してほしいと思います)

下りも登山客の列が延々と続きます。山では登り優先が鉄則。登ってくる登山者を待避するため、下っては止まり、下っては止まりの繰り返し。登山中の渋滞は普段ならイライラの元になりますが、歩きの間隔が開くことで体を休ませることができ、また集中力も切れることなく歩けたのが功を奏し、結果的に苦手な坂を難なくあっという間に下り終えました。

11:00 千畳敷へ下山。
11:10 ロープウェイでしらび平着。
11:52 バスで菅の台バスセンター着。

f0036354_22454441.jpg菅の台の「こまくさの湯」でお風呂に入り、駒ケ根名物の「ソースかつ丼」とビールで無事下山を祝いました。
13:38 飯田線で駒ケ根~岡谷駅
14:58 スーパーあずさで新宿へ
17:24 新宿着




f0036354_22473610.jpg今回は初めての中央アルプスの山歩きを楽しみました。
ロープウェイで一気に2600mの千畳敷まで行ける気軽さで登山というより千畳敷カールの美しい風景を楽しむ観光気分でのんびりと歩くことができました。

by Ricophoo | 2014-08-08 22:51 | 登山 | Comments(0)

燕岳登山

懸賞 2014年 07月 29日 懸賞

f0036354_2241311.jpg7月20日から22日にかけて 北アルプス燕岳を登ってきました。













一日目 9:00新宿からあずさ9号で松本へ出発。松本から大糸線で穂高へ。
穂高からバスに乗って50分ほどで中房温泉へ到着しました。
中房温泉は,日本アルプスの中腹 海抜1,462メートルの山深き谷あいにある秘湯です。


f0036354_2331098.jpg広い敷地に幾つもの趣ある温泉が点在しています。室内にある「不老泉」、「御座の湯」「大湯」「薬師の湯」はもとより、野趣溢れる混浴露天風呂の「月見の湯」や「白滝の湯」、貸し切り露天風呂の「滝の湯」、「むし風呂」、「地熱浴場」「岩風呂」また一人用の五右衛門風呂の「ねっこの湯」温泉プールなどもあり、大自然の中のスパリゾートと呼びたくなるほどです。また15分ほどの山道を登れば焼山があり、そこでは100度を超える地熱を利用して卵やジャガイモなどの地熱蒸しを作って楽しむこともできるそうです。昔ながらの湯治場の面影を残す古い建物も風情がありました。
まずは一日目 温泉三昧と美味しい山の料理を頂いて翌日の燕登山に向けての英気を養いました。


f0036354_2344121.jpg二日目4:30起床。
さっそく温泉で朝風呂、7時朝食。濃厚なアルプスの牛乳が美味しかったです。
7時50分燕岳登山口を出発。早朝は雨が降っていましたが、雨も上がり出発の頃には、良いお天気となりました。いよいよ憧れの燕岳登山の始まりです。
第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチ、富士見ベンチへとゆっくりゆっくり登っていきます。登れば登るほどガスが出てきて稜線に出ても下界の景色が見えません。
燕岳は日本三大急登と言われていて、登る前はかなりびびっていました。なので、スタートから、ゆっくりと疲れないよう、いつ襲ってくるまだ見ぬ急登に緊張し、かなり気合を入れて登っていました。しかし、行けども行けども私が考えていたような恐ろしい急登はなかなか姿を現さず、あっと言う間に合戦小屋へ到着。
すれ違う登山者は、ベテラン登山者とみられる方の他、年配者から小さな子供まで様々。日本三大急登とは言っても、登山道がきちんと整備されていること、岩稜が少なくほぼ樹林帯であることなどから、比較的初心者でも歩きやすい山の一つだと感じました。


f0036354_2355445.jpg11時15分合戦小屋到着。合戦小屋では、やはり名物の西瓜を食べなくちゃ始まりません。
よく冷えて甘いすいかを食べて一気に疲れが吹き飛びました。
合戦小屋から残すところあと1時間ほどで今日の宿泊場所燕山荘です。






f0036354_237298.jpg燕山荘までの道のりのいたる所で残雪が見られました。夏山とは言ってもやはりここは2700m級の山なんだと改めて思い知らされた一瞬でした。









f0036354_22545778.jpg12時過ぎ、とうとう燕山荘へ到着しました。ガスもずいぶん晴れて目の前に鹿島槍ヶ岳、大天井岳、北信方面の山々の絶景が現れました!なんという素晴らしい景色!疲れも忘れて重たいリュックを背負ったまま写真を撮りまくりました。





f0036354_22454233.jpgそして、山男さんにご挨拶。
山男というのは山荘の前でハイカーたちを出迎えてくれる石像のこと。山を愛した版画家 畦地梅太郎の作品です。

燕山荘の山荘で受付を済ませ、とりあえずお疲れ様と言うことで、テラスでビールとカレーを堪能。



少し休んで、30分ほどの燕岳山頂へGO!


f0036354_22465236.jpg山頂へ向かう道すがら、高山植物の女王と呼ばれている可愛らしい「コマクサ」の群生を見つけました。











f0036354_22475155.jpgまたイルカ岩、メガネ岩などアーティスティックで迫力ある巨岩の競演に感動の連続です。


17時夕食
チーズ入りハンバーグが美味しかったです。
夕食後、山荘のオーナーが宿泊客を前にユーモアを交えながら山の話をたっぷり聞かせてくださり、その後はオーナー自らアルプスホルンの生演奏をして下さいました。
これぞ山小屋の醍醐味です。


f0036354_22513415.jpg三日目4時起床
ご来光を見にありったけの服を身にまとい、ダウンを羽織って小屋の外へ。吹き飛ばされそうに風が強い!そして半端ない寒さ!
昨日はガスがかかってすっきりとは見えなかった北アルプスのシンボル槍ヶ岳が今日はその勇ましい姿を堂々と現してくれました。
寒さに凍えながら、言葉に尽くせないほどの美しい朝焼けの風景を目の当たりにしてただただ感動の嵐です。
朝食後、6時50分小屋を出発、もと来た道を下山していきます。
登りは比較的楽に感じていましたが、下ってみて初めて自分たちは日本三大急登を登ってきたんだなと実感しました。
無名な低山と違ってきちんと整備されているうえ、人気のある山なので登山者も多いため足場もしっかり踏み固められていて、道しるべがなくても迷うこともなく安心して歩けました。
10時30分中房温泉下山。
中房温泉入浴、食事
12時30分バスに乗って穂高駅まで。
穂高駅から大糸線で14時20分 松本着。
松本からスーパーあずさ17時26分新宿着。

この登山を前に準備したこととして、とにかく登山靴に慣れることを心掛け2週間前から、通勤にも登山靴を履いて足慣らしをしてきました。(初めの2、3日はひどく疲れましたが)
なので、登山靴がまるで体の一部にでもなったように足にしっくり馴染んで、疲労感もストレスもなく終始快適に過ごせました。もちろん登山靴はお気に入りのゴローです。
ゴローの登山靴は、下山の時にこそ、その真価を発揮します。これは身をもって体験した掛け値なしの感想です。もしかしたら、登りが急登に感じなかったのも登山靴のせいかもしれません。

憧れの燕岳登山を終え、いつもの日常が戻ってきました。
都会の喧騒を離れ、雄大なアルプスの自然に抱かれた夏山でのひと時。
鳥の声、吹き抜けていくさわやかな涼風、美しい景色、登っている間の苦しい気持ちや山頂へ着いた時の達成感や安堵感。
いろんな気持ちを噛みしめながら、あれから毎日満員電車に揺られています。

風景の見えない地下鉄の窓ガラスをぼんやり見つめながら
気が付いたらまた山に登りたいなと思っている自分がいます。

by Ricophoo | 2014-07-29 22:59 | 登山 | Comments(0)

伊豆山稜線歩道 達磨山

懸賞 2014年 05月 17日 懸賞

f0036354_923345.jpg5月6日は修善寺からバスで約30分、天城ドームのある船原から伊豆山稜線歩道を通り伽藍山、古稀山、達磨山、小達磨山などを登ってきました。
伊豆山稜線歩道は、伊豆市修善寺“虹の里”から“天城峠”までを結ぶ全長約43kmの自然歩道です。今回は船原から大曲茶屋、船原峠から戸田(へだ)峠を辿り、だるま山高原レストハウスまで約14キロを歩き、帰りは修善寺温泉まで8キロの坂道を走って下りました。

実は今回は登山というより、トレイルに近い感覚で、気軽に構えていたところ、スタート直後から、大波乱!
大曲茶屋へ向かう民家の側溝では、うつ伏せになって死んでいるタヌキの死骸を見てしまいました。
そして大曲茶屋から船原峠へ向かう途中、道なき道に入り込んでしまい森の中で数十頭のシカの群れに出会いました。まさか観光道路でもある西伊豆スカイラインがすぐ近くに通っている場所でシカに出会うなんて思いもしませんでした!
シカの群れは私たちの姿を見つけると一斉に山を駆け上っていきました。あっという間の出来事で、写真を撮るとか、感動するとかより、大自然の脅威を目の当たりにして畏怖の念を抱きながらの山歩きとなりました。

伊豆スカイラインの土肥(とい)駐車場あたりからは雪をかぶった富士山が美しい姿で迎えてくれました。伽藍山(867m)から古稀山(870m)、達磨山(982m)までは緩やかにアップダウンするアマギザサの草原です。
腰の高さくらいのアマギザサは高い所でも胸のあたりくらいまでなので、全体的に明るく視界が開けているので、真夏ではない今頃の季節には最高のトレッキングコースです。富士山の姿もどんどん大きく見えてきます。
鶯やヤマガラなどのトリの鳴き声にうっとりし、すっかり気を緩めてしまったのがいけませんでした。
突如「ガサガサッ!」という笹を掻き分ける音が!
人間でない何かの気配!!
大きさからして熊ではなさそうですが・・・

一同息を飲み、始めは後ずさりしながら、しばらくして歌を歌いながら一目散に前方へ逃げました。
果たしてあの音の正体は何だったのでしょう?
仲間の誰一人その正体を見たものはおらず、「野○ソ中の人間だった」という声もありましたが、結局タヌキかキツネだったのではないかという結論に落ち着きました。
しかしその直後、私は、藪の中に倒れているシカの死骸を目撃してしまいました。
何度も書きますが、私たちが歩いているすぐそばには西伊豆スカイラインがあるのです。
死骸をよく見たわけではないのでわかりませんが、もしかしたら車に跳ねられたのかもしれません。日本各地の山林では今 シカが森林を荒らしているという深刻な問題が起こっています。
昔は日本オオカミなどの捕食者(天敵)がいたため生態系のなかでバランスが保たれていました。しかし今ではそのオオカミも絶滅してしまったことがシカの数を増大させて現在のような問題が起こっているらしいのです。
人間も、動物も植物もすべてが共存していける山や森であってほしいと願ってやみません。

f0036354_11484672.jpgf0036354_9251716.jpg達磨山山頂付近は実に眺めがよく、360度の大展望が得られます。
富士山はもちろんのこと、駿河湾や天城山など伊豆半島の北部周辺を見渡すことができます。
この日はお昼近くには日が翳ってきて、少し肌寒く、また空気もどんよりとしてきたせいか、せっかくの富士山の写真もくっきり鮮やかとはいきませんでしたが、薄い墨絵のような雰囲気のある美しい富士山を写すことができました。

最後の小達磨山(890m)を登り木道を降りたら戸田峠バス停へ出ます。
そこからバスに乗る予定でしたが、時刻表を見ると次のバスまで2時間もあるのを知って、トレイルシューズを履いていた私たちは、すかさず修善寺温泉までの残り8キロの道を駆け下りることに決めました。その前に「だるま山高原レストハウス」でお蕎麦と焼おにぎりで腹ごしらえ。

この「だるま山高原レストハウス」からの眺めは信じられないくらい美しいものでした。
実は「達磨山」は知る人ぞ知る日本一の富士山が見える景勝地で有名な場所なのだそうです。
なんでも昭和14年、ニューヨークで行われた万国博覧会に富士山の景色を紹介するために、六桜社(現コニカミノルタ)の技師が日本政府の命を受け駿河、甲州、信州などの富士山の回りを一巡し適地を探した結果、この達磨山を選んだと言われています。達磨山から写した富士山、駿河湾を前景に左に南アルプス、右に箱根連山を従えたパノラマ写真は当時ニューヨークで大称賛を博したそうです。
バスに乗っていたら出会えなかった偶然!心をあらわれるような富士の眺めに癒されつつ、一路修善寺温泉へGO!8キロの下り坂を転がるように駆け下りました。(おかげで右足の親指の爪が死にました)

修善寺温泉では350円で入浴できる筥湯(はこゆ)で汗を流し気分よく帰途につきました。

今回の山歩きではシカの群れや動物の死骸、野生動物らしきものの出現(?)に改めて自然に対する畏敬の念を強く感じました。
私たちは街の中では安全、安心を約束されて生活しています。
遊園地などのスリルを楽しむ乗り物でさえ安全装置の機能している安心の上で楽しんでいます。動物園で動物を見るときは、柵や檻で隔たれ危険を感じることは決してありません。
しかし、自然の中に一歩でも入れば、そこは誰にも保障されることのない危険が潜んでいます。
この場所に足を置いても大丈夫か?この道に入っても危険はないか?
誰も教えてくれません。
危険を回避する術は自分の感覚と経験と知恵、そしてすべては自己責任の上で自然と対話をしていくしかないのです。
自然は素晴らしい景色で私たちに大きな感動やたくさんの楽しみを与えてくれます。
しかし、素晴らしい自然は、いつでも危険と隣り合わせにあることを忘れてはいけないのだと思いました。自然に対する畏敬の気持ちと緊張感をもってこれからも山歩きを楽しんでいきたいと思っています。

by Ricophoo | 2014-05-17 09:25 | 登山 | Comments(0)