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謎のカスハガ

懸賞 2007年 04月 25日 懸賞

私が学生時代から敬愛してやまない
みうらじゅん先生が提唱しているカスハガ

カスハガとは、カスのような絵葉書の略だ。
送っても、送られても、ちっとも嬉しくない絵葉書の事だ。
また絵はがきとして、その本来の意図がまったく意味不明なものも指す。

実は我が家にもカスハガがあった!
数年前に見つけて息子と二人、大感激!大いに笑った。
しかしその後、引越しやら何やらで、すっかりその存在を忘れていた。

ところが、何かの拍子に、カスハガのことを思い出し、
何度か、あのカスハガを見たくて、家捜しを繰り返したが
見つからず、半ば諦めていた。
確かこの引き出しに入れておいたはずなんだが・・・。
もしかして、捨てちゃったかな・・・と弱気な心持になっていたころ。
息子が引っ張り出して放置していたクリアファイルの裏側に
あのカスハガがぴったりと張り付いていた!!
「おおっ~!」
生き別れになった肉親に再会したかのように感激した。
で、で
その見つけたカスハガがコレ↓
f0036354_0432980.jpg




え?よく見えないって?
これでどうだ!↓
f0036354_0445471.jpg
この東南アジア系のご婦人達の体の向きが絶妙。
右のご婦人に背負われている子供は、もしかして死んでいるのでは?
と少しハラハラさせられるのもご愛嬌。
犬がレトリーバー系なのがちょっと気に食わないが
堂々のカスハガだと自負している。
だけど、何故この絵葉書が我が家に存在するのか・・・
今もって謎である。


↓こちらは、上のカスハガに比べたらインパクトと言う点では
かなり見劣りするが、けっこうマニアにはたまらない一品じゃないかと思う
f0036354_059435.jpg
もし、あなたの元に 
ある日突然この絵葉書が届けられたら・・・?

え?なんでまた、タカアシガニ?
困惑すること間違いなし。
考えると嬉しくなる。
夢とロマンが広がる。
え?単なる嫌がらせ?


誰かにカスハガをそっと送りつけてみたい衝動に駆られるが
捨てられちゃったら嫌なので
これからも、このカスハガたちは大切に保管していくつもりだ。

by Ricophoo | 2007-04-25 01:21 | アート | Comments(6)

ぎょにそ

懸賞 2007年 04月 22日 懸賞

f0036354_1301768.jpgぎょにそ。これは魚肉ソーセージの愛称だ。
食品なのだから、もっとうまそうな愛称にすればいいのに。
ひねりが無さ過ぎる。
しかしながら、このぎょにそ、今でもスーパーの片隅でしっかりと
販売されているロングセラー商品だ。
しかも1億総健康ブーム時代の先端をいく特定保健用食品!
ああ、それなのに魚由来でありながら、
ついつい肉系のウィンナーやソーセージに媚びへつらうような態度が
裏目に出ているのか、肉系のウィンナーやソーセージに比べ、
圧倒的に、その人気、認知度は低く
いまひとつメジャーになれない食品だ。
かくいう私も小学生くらいの時に食べたことがあるくらいで
その後はほとんど口にすることも無かった。
ところが昨日、このぎょにそが一躍スポットライトを浴びることとなった。

水産最大手のマルハグループが従業員のメタボリックシンドロームを予防するため、血液中の中性脂肪を下げる効果があるとされるDHA(ドコサヘキサエン酸)が入った魚肉ソーセージを約1カ月間、従業員に無料で提供する取り組みを始めたのだそうだ。対象は本社に勤務する約700人。社内の各部署に魚肉ソーセージ入りの箱を常備し、1日1本を食べて、所定の用紙にウエストサイズなどを記録してもらうことで、メタボ予防の意識向上を図るのだそうだ。さらに、5月初旬の健康診断で測定する体重や中性脂肪の血中濃度と、前年の健康診断時の測定値とを比較し、数値の悪い従業員にはさらに魚肉ソーセージを継続的に食べてもらうことも。また、本社以外の従業員からの要望も多く全国の工場などにまで対象を広げる計画もある・・・といったような内容のニュースが、このほど全国を駆け巡った。

社内で一日一本の魚肉ソーセージをたべる。
なんだかなぁ。

朝、仕事に入る前のコーヒーのお供に魚肉ソーセージ。
伝票処理をしながら魚肉ソーセージ。
コピーをとりながら魚肉ソーセージ。
パソコンでデータ入力しながら魚肉ソーセージ。
電話を受けながら魚肉。
お客様のお茶請けに魚肉。
もちろんランチタイムにも魚肉。
OLのロッカールームでのおしゃべりにも魚肉。
商談中にも魚肉。
お化粧直しのパウダールームでも魚肉。
接待ゴルフにも魚肉。
いつでもどこでも魚肉、魚肉、魚肉。

マルハ本社で総勢700名の社員が
魚肉ソーセージを片手にぶらぶらぶら下げて
社内を歩く姿を想像すると、なんだか怖い。
ある意味壮大で卑猥な絵図を想像してしまうのは
私だけではなかろう。(えっ?私だけ?)

しかも、5月の健康診断で数値に改善の見られなかった
社員は引き続き、この魚肉を食い続けていかなければならないのだ。
メタボ予防とはいえ、なにもそこまでやらなくても。ある意味拷問に近い。
記事では、本社以外の従業員からの強い要望がある・・・??とあるが本当なのか?
会社あげてのパワハラ?

f0036354_1241040.jpg実は先日こんなものを見つけた。
イチゴみるく味魚肉ソーセージ!(おえ)
女子高生や若いOLをかなり意識している。
エロかわ、ださかわ、きもかわの3要素を含みつつ
果たして、今、時代はぎょにそなのか?




 

by Ricophoo | 2007-04-22 01:32 | その他 | Comments(2)

小さな殺意

懸賞 2007年 04月 14日 懸賞

父方の親戚に、私達が大伯父様と呼んでいた人がいた。
もう亡くなられてから12、3年が経つ。
かつて某国立大学の医学部教授を長く勤めていた人で、
仕事に厳しく、自分や家族にも厳しく、学生達にも非常に厳しい人で有名だった。

f0036354_1583488.jpgカーネルサンダースを小さくし、怖そうにした感じを想像してほしい。




幼い頃から、その大伯父様の家を訪れるなどと言う時は
子供心にも頭の先からつま先まで緊張しまくっていた。
大伯父様の家に行く時は、必ずタクシーに乗って
訪れていたが、たいがい緊張のあまり途中で
気分が悪くなり、生唾が止まらない私に眉をひそめ
冷たい視線を送る母や兄など、もはやどうでもよくなり
タクシーの中で、あるいは途中下車して、
「じゃじゃ丸、ぴっころ、げろり」を繰り返していた。
私にとっては、そのくらい威厳のある恐怖の大伯父様だった。
その大伯父様も晩年は、ずいぶん丸くはなっていたが
それでも私には、恐ろしい大伯父様に変わりはなかった。

息子が2、3歳くらいになったとき
大伯父様と、高級な中華料理店で食事をした。
赤ちゃんの時には会わせた記憶があるが
幼児になってからは初めての初顔合わせである。

当時の息子には日本語は通じなかった。
言葉と言う存在そのものが、息子の前でははかなく消えた。
当時の息子は、自分のことを「電車」や「車」だと思い込み
大きくなったら「バナナ」になりたいと思っていた。

そして、なによりたちが悪いのは
私の心理の裏を読み取ることに長けていたことだ。

丸い食卓を囲み大伯父様を前に大緊張をしている私をこれから
「どう料理してやろうか」と隣りの席から、ヤツはしっかりと目論んでいたのだ。

料理が次々と運ばれ会食は厳かに始まった。

大伯父様と伯母様、母と私そして息子。
確かに何かが起こる予感はしていた。

そして突然、静かな食卓の均衡は破れた。

息子は、ちょっと目を吊り上げ私に向けて笑みを浮かべたかと思うと
おもむろに「はな○そ」とか「う○こ」とか
連呼し始めたのだ!!
私は小さな声で「やめなさい」と何度もきつく注意した。

脂汗が滲み出てきた。
息子は止めるどころか、たたみかけるように
笑いながら、なお大きな声で
「はな○そ」、「う○こ」「おし○」「○なら」「みみ○そ」!!
息子は思いく限りの汚く醜い言葉の数々を連呼した。

やめなさい・・・

もはや、何を言ってもムダだった。
狂喜連呼し続ける息子。

気が遠くなった。

背中のブラウスがじっとりとした冷たい汗で張り付いている。
遠い地の底からふつふつと
そして、わなわなとした揺らめきみたいなものが
私の中に湧き上がってくるのを感じた。

伯母様が苦笑いをされていたのは、確かに覚えている。
しかし、大伯父様の様子がどうだったか覚えていない。
人間本当に忘れてしまいたいことは本能で
記憶から消し去ってしまうことができるという。

私の中に小さな、しかし強い殺意が芽生えた瞬間だった。

by Ricophoo | 2007-04-14 01:35 | 息子ネタ | Comments(4)

やまもてせん

懸賞 2007年 04月 08日 懸賞

他人の子どもというのは、本当に邪気がなく
ながめているとなんともほのぼのとしてくる。

昨日、自由が丘の通りを自転車で通っていると
5歳くらいの男の子が
手のひらサイズのトランシーバーのおもちゃのようなモノを
口元に当てて、誰を指すともなく

「犯人はお前だ!」
「犯人はお前だ!」
「犯人はお前だ!」と
しつこく連呼していた。

「おいおい、私のことじゃないだろうな?」
なにも悪いこともしていないのに
「ギクっ!」としてしまったのは私だけだろうか?

以前ゆりかもめの先頭車両に乗ったとき
4歳くらいの男の子が
なにかに取り憑かれたように
前に写る風景(レール)を凝視し

「電車は走る、走るよ、走る、ぐるっとまわる やまもてせん」
と、しつこく何度も何度も節をつけて
歌うように連呼していた。
「これはゆりかもめだ!山手線じゃないぞ!」と言ってやりたかったが
かわいいのでずっと聞いていた。
しかし、そのうち、この連呼が自分にまるごと移ってしまうとは・・・。
電車を降りても、家に帰っても
そのごしばらくは、この「ぐるっとまわる やまもてせん」が
頭から離れなかった。

気が狂いそうだった。

他人の子どもと言うのは実に邪気が無い。
他人のね。

by Ricophoo | 2007-04-08 07:31 | かわいい | Comments(10)