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野辺山ハーフマラソン 激走編 

懸賞 2007年 05月 28日 懸賞

野辺山ハーフマラソン当日、朝5時少し前起床。
シャワーを浴び、6時半の朝食まで少し時間があったので
外に出て散歩をした。
ひんやりとした澄んだ空気、それは東京の空気とは明らかにちがい
透明感とみずみずしさを湛えた研ぎ澄まされた空気だった。
大きく深呼吸をする。
気がついたら、昨夜まで悩まされていた頭痛が
すっかり消えていた。きっとあれは、標高の高さから来る気圧の関係か
軽い高山病のようなものだったのだろうか・・・。

少し歩き、遠くに広がる八ヶ岳、南アルプスの雄大な景色を静かに眺める。
そのあと視界を大きく移すと、そこには他の山々とは、
まったく一線を画した神々しいオーラを放つ山が見えた。
美しい・・・。写真を撮ろうと携帯のシャッターを何度も押したが
見たまま、感じたままの画像がまるで残せないので、止めた。
この感動は機械を使って残すよりも、目の奥や頭の奥にしっかりと焼き付けて
記憶の中のアルバムにしまっておくのが妥当だと考えた。

しばらく眺めていたら、なぜだか訳も無く、つーっと涙が頬を伝った。
本当に美しいものを見たとき人は自然に涙が出るようになっているんだろうか。

宿に帰り、皆に聞いたら、その山はやっぱり富士山だった。
なかなか富士山の全貌をきれいに見られるのは難しいのだという。運がいい。

朝食はパンとスクランブルエッグ、ウィンナー、サラダ、フルーツなど・・・
オレンジジュースやコーヒーも飲んだ。
隣りに座っていたシノさんは、男らしく
最後に牛乳をぐっと飲み干していた。一気飲み、さすが仮面ライダーだ。

7時半に宿を出発、会場の野辺山に向けていざ出陣!
(シノさんはバイクにて会場入り)

f0036354_23445555.jpg甲斐大泉の駅で見知らぬおじさんに写真を撮ってもらう。
←しかし、なんで私はこんなにちっちゃいんだろう?
まるで、捕らえられた宇宙人みたいだ。(背の高いTBさん御夫妻と)

f0036354_23451911.jpg師匠も交えて4人で記念撮影。
よく見えないが実はランスカ初デビュー。



f0036354_013635.jpg野辺山到着。会場入りするやいなや、
ミーパパさんが爽やかに登場。
ミーパパさんとは東京マラソン後のオフ会以来の再会だ。
やはりハーフを走るのだという。もうびっくり。
思いがけない再会に大感激だった。

師匠もシノさんんも空気が薄くて呼吸が荒い・・・と口々に言っていたが
私は頭痛も消え去り、まったく普段と変わらない感じだ。
軽くアップを済ませ、スタート地点へ。

9時30分ちょうど千葉ちゃんの甲高い声と号砲で一斉にスタート。
みんな勢いよく飛び出していく。数人の女性を前方に発見。
そしていきなりの下り坂。
その勢いに乗せられることなく、入りは意識的に抑えて入った。
自分の今日の感じが掴める5キロまでは様子見。
がまん、がまん。
かなり前方に薄いピンク色のウェアの女性が見えたが、
まるで追いつける距離ではない。
今は自分の走りに集中しよう。
5キロ24分。抑えて入ったのが功を奏したのか、まずまずの滑り出し。
ところがその後ゆるい上り坂が続く・・・。
行けども、行けども上り坂。かなり坂が険しくなってきた。苦しい・・・。もうやだ。
足がまるで上がらない。上りは嫌いだ・・・。
しかし、上りがあれば必ず下りがある・・・絶対。
そう信じながらの10キロ48分。
我ながらよくぞ堪えた。
しかしながら、まだ上りは続く。
頭が白くなり、足取りがおぼつかなくなってきた頃
ついに下り坂が現れた!
そこからは、転がるようにいっきに駆け下りた。
下り坂につぐ下り坂の連続。
重力に身を委ねながら、スピードをぐんぐん上げていく。
面白いほど足が動く。
いつもなら「あと○キロもある・・・」と距離やタイムに
惑わされてしまうハーフなのに
後半下り坂のこのコースは、まるでその時間や距離を忘れさせてくれた。

アナウンスの人のよく通る声が聞こえる。
ラスト1キロ、もうちょいだ。
始めに下った坂を最後に上る。
少し失速するが、まだまだ余力有り。
ゆるいラストスパートは、かろうじてかけられた。
男性数人と固まりながらゴール。
タイムは1時間42分03秒。
ベストタイムには程遠いが、苦しい上り坂、
しかも1300メートルの標高を考えれば
自分なりに納得のいくレースができたような気がする。


ゴール後、1分遅れてシノさんがゴールしてきた。
「え?」スタートから直ぐに姿が見えなくなるほど
スピードを上げて走り出されていたはずなのに・・・。
しかもシノさんは、学生時代キロ2分代で走ったというスプリンターだ。
何故?

聞けば、途中酷い腹痛、そして激しい便意を催したと言う。
もう、我慢ができなくなり、トイレを探したが、行けども行けども
林道と農道・・・・。
悶絶しながら、やっとのことでトイレを見つけ
なんと10分もトイレに立てこもっていたと言う。
しかも、トイレには紙がなく、潔く自分の靴下を脱ぎ
拭いたのだそうだ。
聞くも涙の地獄のレースである。

シノさん曰く。「朝の牛乳がいけなかった」

さすがの仮面ライダー、ショッカーには勝てても
牛乳と腹痛には勝てなかったか・・・。
レース後配られた、地元特産のパック牛乳を飲みかけて
慌てて止めてバックにしまったシノさんの笑顔と裸足の足に
清々しい男らしさを感じ、小さなエールを送らずにはいられなかった。

完走証を地元の子供たちがパソコンで打ち出したくれた。
女性69人中4位。表彰は3位まで。
タイムを聞いたら3位の人は1時間38分で走っている。
4分も差がある4位とは、あまり自慢できた代物ではないが
うれしかった。

帰り際、なんとウルトラマラソンのトップの人が7時間53分という
素晴らしいタイムでゴールされたのを目撃。
まさに超人。
いつか私もウルトラマラソンに挑戦できるようになってみたい。

野辺山の大自然の中、雄大な景色を眺めながら走れた
この遠征レースは、生涯忘れられない、思い出深いレースになった気がする。
これからも、少しずつ距離をのばして遠くのレースに参加していきたい。
狭い箱の中で生きてきた
自分の世界が少しずつ少しずつ広がっていく。
今回、箱の中から私をおびき出し、あぶり出してくれた
師匠に感謝!

by Ricophoo | 2007-05-28 01:26 | スポーツ | Comments(1)

野辺山前夜祭パーティー~ 師匠ご乱心の巻き~

懸賞 2007年 05月 25日 懸賞

f0036354_838596.jpg野辺山ハーフマラソンに参加するため、我々は宿のある
甲斐大泉へ到着した。
やっぱり標高が高いのか、ちょっと肌寒い。
駅前に観光案内所と小さなお店があるくらいで
あとはただ大自然の景色が広がるばかり。



八ヶ岳、南アルプスの雄大な自然と澄んだ空気に
日常生活で、くたびれて、蓄積された自分の中の埃が取り払われ
体の中から浄化されていく感じだ。

観光案内所の人に宿の場所を聞き歩き出した。
宿の名前はその名も「乙女座宮」。ペンションだって!
師匠が事前にみんなのために奔走し予約をしてくれた。感謝。

f0036354_630211.jpg宿までの道のり、道端に生えているクローバーの群生から
四葉のクローバー発見!
たくさん生えているのか、みんな次々に見つけていく。
目の悪い師匠は見つけられず、ちょっとすねている。
「あげる」と言ったが「いらない」とそっぽを向いた。(笑)



f0036354_7373238.jpg
しかし、当の「乙女座宮」行けども行けども見えてこない。






f0036354_631083.jpgもう10分以上歩いている。みんなだんだん無口になってきた頃
乙女座宮の看板が!ふ~っ。やっと到着。







f0036354_6334085.jpg
ペンションの犬なのか隣りの敷地の犬なのか
我々の到着を静かに、やる気なく出迎えてくれた。




f0036354_6332498.jpgペンションはこじんまりとした白い瀟洒な建物。
優しそうな女性が出迎えてくれた。アットホームな感じ。

駅に降り立った頃から、うっすらと感じていた
頭痛が、実はこの頃より少しひどくなって来た。
普段頭痛なんてあまり感じたことが無いだけに少々不安になる。



f0036354_6342959.jpgそうこうしているうちに、師匠の会社のしのさんが颯爽とバイクで到着!
しのさんは、藤岡弘似のちょいといい男。しかも1300ccのかっこいいバイクに乗っての登場は、まるで仮面ライダーそのものだ。
しかし、そんなしのさんが、次の日、七転八倒の地獄のレースを体験しようとは・・・!
その頃誰も知る由が無かった。

その後、会場の野辺山へ向い受付を済ませる。
17時半からは前夜祭パーティーが行なわれる。
みんなで1000円のパーティー券を購入して会場になっている体育館の開場を待つ。
体育館前のステージでは、ゲストの千葉真子さんがなにやら喋っている。
千葉ちゃんの高周波攻撃
キンキンキンキン頭の中を突き抜けていく喋り方・・・・。
普段は笑って済ませられる彼女の声も
頭痛の治まらない私にとって、かなり耐え難い。(うわぁっ~お願いだからもうやめてくれぇ!)
心の中で静かに祈る。

ステージ前でSIHOさん、師匠のお友だち、ネオスさんにお会いする。
SHIHOさんネオスさんともウルトラに参加するそうだ。
野辺山ウルトラマラソンは、ウルトラの世界ではかなり有名な大会だ。
今回ハーフで参加する私達はかなり肩身が狭い。
肩身が狭いが、ちゃっかりパーティーには参加する。

パーティーはとても楽しかった。
ビールや缶チューハイ、地ビールも飲み放題
焼きソバにパスタに、お蕎麦、カレーライスに、サラダ、鳥のから揚げに
デザートまであるビュッフェスタイルで、ついつい食べ過ぎてしまう。

ステージ横にいろんな人の名前が大きく書き出されている。
野辺山ウルトラマラソンを10回以上完走した人の名前だそうだ。
その人たちには「デカフォレスト」という大変名誉な称号が与えられる。
明日もみんなその称号を目差し100キロという、とてつもない距離を
人間の限界を超えて走り続けるんだろうなぁ・・・
デカフォレストの方たちの清々しい笑顔から、限りなく溢れるパワーを感じた。
その場にいた私達にも、少しだけそのパワーをもらえた気がする。

ステージ上では地元(?)の若者達が見事なブレイクダンスを披露してくれた。
f0036354_635033.jpgそれからなんといっても山梨学院大学のチアリーディング部の登場はそれまで会場の雰囲気に飲まれてぼーっとしていた師匠を見事に復活、そして暴走させた。



彼女達が登場したかと思うまもなく、師匠の目の色が変わった。
そして一瞬のうちにその場から彼女達のステージ近くにワープした。
カメラを片手に熱狂している。
同行していた私達の制止など聞く耳も持たず
写真をとりまくっている。
f0036354_6353248.jpgああ・・・恥ずかしい・・。それはもう、すけべ082そのものだった。
ニッポンの頭脳もこれでは形無しだ・・・。
私も、すかさず後ろからそのすけべ082を激写。
師匠よ、わが身の姿をとくと見るが良い。
(このオレンジ色が師匠)




宴もたけなわのお楽しみ抽選会では
なんとお蕎麦のセットを見事にゲット。
ハーフしか走らない私なんかが当たっちゃっていいのかなぁ。
肩身を狭くして、こそこそともらいに行く。
しかしこのお蕎麦のセット意外に重たく、何気に正方形。
持って帰るのにバックはかさばるし一苦労だった。
運がいいんだか悪いんだか。

パーティーも終わり、外へ出ると
凍えそうなほど寒かった・・・まだ頭が痛い。

甲斐大泉の駅に降り立つと
辺りは漆黒の闇。
なんにも見えない。
こんな闇夜は写真美術館の暗室以来だ。

うっすらと見える道を用心深く歩いて帰る。

ふと夜空を見上げると満天の星。
今にも降ってきそうなほどキラキラと瞬いている!

月と星がその光を競い合っているかのように
明るく燦然と輝いている。
こんな星空は生まれて初めて見た。
星降る夜なんて、歌の世界の言葉だと思っていたが
本当にこんな世界あったんだなぁと大感激のうちに
野辺山の夜は更けていく・・・・。

次回、野辺山ハーフマラソン激走編へ続く。

by Ricophoo | 2007-05-25 06:41 | スポーツ | Comments(8)

野辺山ハーフマラソン ずっこけ道中編 

懸賞 2007年 05月 22日 懸賞

5月20日に行われる野辺山ハーフマラソンに参加するため
19日朝、新宿京王線の改札前で待ち合わせをした。
今回の旅の同行者は、おなじみ「ま」師匠、そしてま師匠の会社の
TBさん御夫妻(新婚2年目の若夫婦)だ。
(師匠の会社のシノさんは1300ccのバイクで現地入り。)
TBさんご夫妻もシノさんとも1年前のゆめのしまリレーマラソンで
仮装を共にし、同じ釜の飯を食べ、すっかり一昼夜を共にして同志となった方たちなので、
ちょっと人見知りの私も安心だ。

実はTBさんご夫妻を待っている間にお弁当を買おうという話になり
師匠が「京王百貨店は11時からだからまだ開いてないよ」と言ったので、
素直に近くの「箱寿司」のお店で、助六や海老寿司、あなご寿司、鯖寿司などを
買い込んだ。
しかし、TBさんご夫妻が京王百貨店の袋にお弁当を買って現われたので
聞いてみると、「え?もう開いてましたよ」と一言。
師匠を白い目で見る。(ビールが買えなかった)

「旅はやっぱり鈍行!」という師匠の趣旨のもと
我々は言われるがまま、まずは京王線高尾を目指して
電車に乗り込んだ。北野で乗り換え、高尾から小淵沢行き電車への連絡は
わずか3分、「心して行動するように」との激が飛ぶ。
と、ところが北野に到着すると、師匠は何を血迷ったか
出発直前の目の前の電車に飛び乗ったので、我々一同も師匠を真似て
慌てて飛び乗った。
しかし、この電車京王八王子行き電車だった・・・・。
我々は高尾へ行かなければならないはずなのに。
一同師匠を白い目で見る。
京王八王子から北野へ戻り、改めて高尾行きに乗った。
小淵沢行き電車への連絡は3分・・・到底間に合わない。
しかも次の電車まで46分も待たなければならないという。
またまた師匠に白い視線を送る。
とりあえず、ぼーっと待っているのはいやなので
甲府まで行くことになった。
電車の中ではお弁当を広げTBさんが買って来てくれた
ビールを飲み、楽しいひと時を過ごした。
そんな中、電車の中から外を見た師匠がなにやら騒いでいる。
「外がガスっぽい!霧が出ている!?」
「え~?まさか、こんなに天気いいのに」
よく見ると、私達の座っている座席の窓が単に汚れているだけだった。
一同、師匠に冷たい視線を投げかける。

その後も師匠、「えんざん」は「塩山」でなく「燕山」だとか
「みなみまき村」を「南牧村」ではなく「なんもく村」だとか、おとぼけパワー炸裂で
何も知らない私は危うく誤った情報をインプットされそうになった。

甲府に到着後は、さすがの師匠も趣旨を曲げ
特急あずさに乗り込んだ。
車窓からの風景がだんだん変わっていく。
遠くにそびえる山々のゆるやかな稜線。
目に眩しい木々の新緑。
東京では感じることのできない山の懐に抱かれるゆったりとした感覚。
この旅が、この先どんな素敵な旅になるかを、そっと垣間見せてくれた
瞬間だった。

結局、なんだかんだ言っても当初の時間通りに、宿のある目的地甲斐大泉へ
到着することができた。
やっぱりさすが旅慣れた師匠のことだけはある。
乗り間違えにみせかけた
ヒヤヒヤドキドキも、すべて私達を楽しませる計算だったのだろう。
まったくもってミスターエンターテイメントである。

f0036354_1103394.jpg←巻末付録:師匠の取り出した、やぶれ参加通知。
この時点で参加資格無効でしょ?






f0036354_1105585.jpg←そして見つかった破片。とりあえずホッと胸をなでおろす師匠。


さて次回、「野辺山マラソン前夜祭~師匠チアリーダーに熱狂するの巻」

by Ricophoo | 2007-05-22 01:30 | スポーツ | Comments(2)

北京石景山游来園

懸賞 2007年 05月 13日 懸賞

かねてより私はディズニーランドというものに
一過言持っている人間だ。そりゃ行けばそれなりに楽しいところではある。
現に私も恥ずかしながら、パレードに歓喜し、ポップコーンをほおばり
ジャングルクルーズのお兄さんの当たり障りの無い
MCに大げさに驚いて見せたり、イッツアスモールワールドでは
世界の平和に祈りを捧げ
ラストの花火を見て感動し、そっと涙したりもする時代もあった。

ディズニーランド。そこは作られた王国。
多分ディズニーランドに集う人々は
騙されているのに気づかないフリをしているのだろう。
いくら服を着ておどけて見せたって
所詮ミッキーマウスは鼠だ。ネズ公なのだ。
新宿歌舞伎町に住むドブネズミかもしれない。
そんなこと、みんなわかってる。
みんなきっと騙されたいのだ。
世知辛い世の中みんな夢を見たいのだ。

f0036354_23375043.jpg
ああ、それなのに夢のかけらも見せてくれない
テーマパークが中国に出現したという。
その名も「北京石景山游来園」。
中国国営のアミューズメント・パークだという。

園内には「シンデレラ城」や「マジック・キングダム」にそっくり(?)な
建物を設置して、まるでディズニーランドそのもの。
スタッフがディズニーのキャラクターに扮し、
パレードやショーを行なっているという。
そこまでなら、夢も見られるというものだが
このキャラクターに扮したスタッフ、
夢の演出家という自覚がまるで無い。
平気で訪れた客の前で被り物を脱いでしまうという。
ウルトラマンの背中にジッパーを見つけてしまったという類以前の問題だ。
中国の子供たちは「中の人」とキャラクターとの間に
どう折り合いをつけていけばよいのやら・・・。
心中察するに余りある。

f0036354_23405768.jpgf0036354_23423686.jpgそれにもまして、ディズニーキャラたちのゆるさには
目も当てられない。




しかも、ディズニーランドを模しているにもかかわらず
「ドラえもん」あり、「バックスバニー」あり「キティちゃん」ありの節操の無さ。
それに上の赤いヤツは一体誰だ?ゆるさの極地だ。

この遊園地は何を考えているのやら。
知的所有権保護が声高に叫ばれている昨今
キャラクターの使用許可は一切、取っていないとのこと。
中国の著作権侵害を端的に表す例として、
米国政府は憤りをあらわにしているというが
「これはミッキーマウスじゃないのですか?」との記者のインタビューに対し
当の遊園地の支配人曰く「いえ、これは耳の大きな猫です」とのたまった。
猫かい?
f0036354_23315235.jpgそれにしても、このバックスバニーはまるでネズミ男のようだし。
プルートのカッと見開いた目とだらしなく伸びた舌が
盛りのついた野犬を思わせて非常に怖い。






f0036354_23475848.jpgこの中国の遊園地とは別に中東で発見された
ミッキーマウスを一枚。なんだこりゃ?
もう一体全体・・・やりたい放題だ。






 

by Ricophoo | 2007-05-13 23:57 | かわいい | Comments(10)

ネーミング考

懸賞 2007年 05月 10日 懸賞

今日スーパーで「おばあちゃんの手もみうどん」という代物を見つけた。
田舎の藁葺き屋根に住む、優しいおばあちゃんが
囲炉裏端で額にうっすらと汗を浮かべ、一生懸命うどん粉を練って作ってくれた
真心のこもったおいしいうどんを想像する。
日本人は総じてこういう郷愁とかノスタルジーに限りなく弱い。
特に藁葺き屋根の田舎を持っているわけでもなく
割烹着を着た優しいおばあちゃんがいるわけでもないのに
なんとも温かく懐かしい気分になるのはどういうわけだろう?
思わず買っちゃいそうになった。
ネーミングの勝利か。
パッケージに、単に「うどん」とだけ記されているより
「おばあちゃんの手もみうどん」と記されている方が断然おいしそうである。
しかし、コレは本当におばあちゃんが
「手もみ」で作ってくれたうどんだろうか・・・?んなわけないだろう!
みんなネーミングに騙されているのだ!
ステラおばさんのクッキー然り。
実は優しいステラおばさんが一枚一枚心を込めて焼いてくれたクッキーなど
どこにもないのだ!
今頃ステラおばさんは、小金を溜め込んで
世界中を豪遊し、韓流ドラマに嵌り
今日はヨン様、明日はイ様と
クッキーの焼き方さえ忘れているに違いない。

しかし、反対にネーミングにこだわりすぎて自滅寸前の店を昔埼玉でみかけた。
その名も「おじいちゃんの足踏みうどん」。
おじいちゃんに踏まれたうどんには
郷愁もノスタルジーも皆無である。
あの看板を見つけたときには
昼食時にお腹が減っていたにも関わらず
食欲が急激に減退していくのを肌で感じた。
おじいちゃんのすっかり固くなった足の裏で
よたつきながら、これでもかと踏まれたうどん粉でつくったうどん。
コレをみて「わ、うまそう!食いてー」と思ったあなたは
相当なつわもの。
もしくは熱狂的なおじいちゃんフェチだろう。
傾きかけた小さなお店だったが、果たして今でも営業しているのだろうか?
営業してたらスゴイな。
熱狂的おじいちゃんマニアの巣窟である埼玉で
おじいちゃんはいまでも
せっせとうどんを踏み続けているのだろうか?

by Ricophoo | 2007-05-10 00:50 | おいしい | Comments(0)

ashes and snow ~グレゴリー・コルベール作品展~

懸賞 2007年 05月 06日 懸賞

東京テレポート駅に隣接された
移動美術館「ノマディック美術館」で行なわれている
グレゴリー・コルベール作品展「ashes and snow」を観にいった。

f0036354_22213663.jpg
小さな少年の前にひざまづく巨大なゾウ。
少年はまるでゾウに本を読み聞かせているようだ。
静かに、そして何かを諭すように・・・。




新聞で紹介されていたグレゴリー・コルベールの一枚の写真。
それは、大海に突然訪れた凪のようだった。
私の周りの時空の流れが止まったかのように
その一枚の写真に魅せられた。

これは絵画?それともデジタル画像?

何も判らないまま、
ただただ一枚の写真(と思われる)に引き寄せられるように観にいった。

ノマディック美術館は、日本人建築家の坂茂氏により設計された
5,300平方メートルにも及ぶ仮設美術館だ。
152個の貨物用コンテナで組み立てられた斬新なデザイン。
この「ashes and snow」のための移動美術館として
NY、サンタモニカ・・・そして東京お台場に場所を移しながら旅を続けている。

美術館の中に一歩足を踏み入れた瞬間
そこは静寂と荘厳が漂い、すべては無限の癒しと調和に包み込まれた。

横たわるゾウたちの隣りで安らかに眠る少年。
ゾウに静かに祈りを捧げる少女。
チーターに寄り添い遠くを見つめる少年。
静寂が広がる海中でクジラとステップのないダンスを踊りつづける男性。
それは人間と動物という垣根を越えて溢れ出る愛
エロティックで神秘的なオランウータンと女性の写真。

まるでおとぎ話を絵画にして描かれたようだ。

信じられないが、手漉きの和紙に焼き付けられた写真達は
どの作品もデジタル画像処理や合成は行なわれていないという。

作品には一切の解説がない。
それは鑑賞する人間が自由にイメージを膨らませられるようにとのことだ。

地球という星の元に生まれた動物と人間…
一体誰が?いつからこの小さき生命体に
垣根を作ってしまったのだろう?

太古の昔、人間は動物と対話を続けてきたはずなのに。
コルベールは言う。
「3万年前に人類が自然に接した気持ちと同じように、
自然を敬う気持ち、そして人間と動物の関係を内側から捉えていきたい」と。

写真と映像によるこの作品展は
人間も、地球から生まれた、ただの動物であるということ。
そして心と心が触れ合えば、言葉は要らない・・・。
すべてを超えて対話と融合が可能なのだということを教えてくれた。

by Ricophoo | 2007-05-06 22:26 | アート | Comments(2)