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こんなはずじゃ・・・(なんの因果か編)

懸賞 2007年 06月 24日 懸賞

「人生こんなはずじゃ…」と思いながら生きている人たちがいる。
私など世の中の底辺で生きてきた人間は
「ま、人生こんなもんか…」と日々諦めながら生きている。

「人生こんなはずじゃ…」と思う人と言うのは
かつて栄光の人生を歩みつつ、一瞬にして転落人生を余儀なくされた人とか、
大きな夢を描きつつ夢のシッポを捉える寸でで自分の意志とは反対にまったく別の方向へと導かれてしまった…
そんな世の中の不条理と人生の悲哀を抱きながら生きている人たちであろう。

先日、何気にテレビを見ていたら「人生こんなはずじゃ」的オーラを発している人たちが
目に飛び込んできた。

それは冠次郎や氷川きよし、川中美幸などといった演歌歌手が一同に
集い熱唱するステージ後方。
生バンドでギターやバイオリンをつまらなそうに弾いている人たちだった。

バイオリンなどといった楽器は相当な音楽教育を受けた人じゃないと
そうそう簡単に弾けるものではない。
しかもテレビ放送のステージ上で演奏できる腕前ともなると
たぶん音楽大学出身者だろう。バイオリンコンクールで入賞を果し
周囲からの羨望の中、ウィーンへの音楽留学の経験なんかもあるやもしれない。
かつては、モーツアルトやシベリウス、
チャイコフスキーのバイオリン協奏曲などを奏でていた
栄光の時代もあったであろうと推測する。

いや、その…音楽に貴賎は無いとは思う…。
クラッシックが音楽の頂点だとも決して思わないが…。

f0036354_250763.jpgそれが今となっては、何の因果か、冠次郎の「炎」である。
「アイ、アイ、アイ、ライク、エンカ~♪」である。

冠兄貴熱唱の後ろで、バイオリンを無表情で演奏する彼女の目には留学の地、ウィーンで眺めた炎のように赤く沈む夕日が遠くに見えていたのだろうか?
彼女のそれまでの人生に何があったのか・・・察するに余りある。


同じく、その隣りで、遠い目をしながらギターを弾く男性もまた然り。

ギターといえば青少年の憧れ。
少年の頃、一度は手にし、シンガーソングライターやロックミュージシャンに思いを馳せ、
新堀ギター教室でギターを習うも、Fコードやアルペジオで挫折、
ギター習得を断念した諸兄も多くいるのではないだろうか?

そのFコードの壁を越え、「禁じられた遊び」を弾きこなし、高度なギターテクニックを身につけ、晴れてギタリストとなったこの男性。

若き日、クラプトンやジミーペイジに憧れ、キングクリムゾンに心酔し、セックスピストルズに熱狂。ロック命!などとタトゥーなんか、やんちゃに彫っちゃったりしたクチかもしれない。

それがどうだ…生活のためとはいえ
なにが面白くて「きよしのズンドコ節」を弾く羽目になっちゃったのだろうか?
余計なお世話と承知で言うが、彼の魂の中には、
まだロックの炎は燃え続けているのだろうか?

「こんなはずじゃ…」と思いつつ、シベリウスの旋律を、ロックの熱い魂を心に描きながら
彼らは今日も地方の公会堂で演歌を奏でていることだろう。

by Ricophoo | 2007-06-24 02:22 | その他 | Comments(6)

こんなはずじゃ・・・(ハンカチ編)

懸賞 2007年 06月 21日 懸賞

f0036354_2317367.jpg大学野球で早稲田が33年ぶりに優勝した。
もちろん勝利の立役者は
ハンカチ王子こと斎藤佑樹投手だ。


このハンカチ王子を見るにつけ
私は先天的な格差社会というものを考えずにはいられない。

本人の努力もさることながら、
もって生まれた幸運とか、人気運とか
そういういくらお金を積んでも、
絶対に手に入らない「何か」を持って生まれてくる人がいる。
長嶋監督や松坂大輔、イチローなどが、その良い例である。

一般人がいくら死ぬ気で努力をしても、悲しいかな
ハンカチ王子にはなれない。

強運の星の下に生まれ、顔良し、スタイル良し
しかも知性を兼ね備え、性格はいたって品行方正。
だれもハンカチを嫌う人などいないだろう。

まさに時代の寵児。
10年に一度出るかでないかの逸材。
誰もが憧れるスーパースターだ。

しかし、スーパースターとして生まれた以上
本当の自分を葬り去り
スーパースターとして生きていくことを宿命ずけられているのだ。
人々の夢や希望を壊さないように、この先もずっと
生きて行かなければならない。

楽天の田中に許されても斎藤には許されないことがある。
スーパースターゆえの悲しい定め。

真面目で素直で優しく、笑顔が爽やか。
これもスーパースターの所以
天性のものであるのでしょうがないっちゃぁしょうがないが
これが自分で自分の首を締めることになろうとは。
ハンカチも19歳の普通の若者のフツーの生活がしたいだろう・・と思う。
本人にしてみれば、もしかしたら、「スターになんかなりたくなかった・・・」
「こんなはずじゃ・・・」と思っているかもしれない。

そこでハンカチ王子が決してしてはいけないことを考えてみた。

●コンビニでのエロ本の立ち読み。
●好みの女の子に、しつこくメルアドを聞く。
●ファンのオバさんたちに「佑ちゃん~♪」などと黄色い声を上げられ
 「うるせぇ!こっち見んな!ボケッ!」とぶち切れる。
●駄菓子屋にガリガリ君アイスの当たり棒を引きかえに行く。
●好きな食べ物を聞かれ、ミミガーとホルモン焼きと答える。
●自販機の周りで落ちてる小銭を探す。
●愛読書は「一杯のかけそば」と答える。
●たまごをたべるとじんましんが出る。
●大木凡人と友達になる。
●意味もなく痙攣する。
●気がつくと股間をボリボリと掻いている。
●休日に自室でデンマーク体操を行なう。
●発毛日本一コンテストに応募する。
●人前で鼻くそをほじる、びんぼうゆすりをする、爪をかむ、たんを吐く等々。

こうして考えたら、何もできないじゃないか。実にかわいそうだ。
スーパースターになど決してなるものではない。
絶対になれないけど。

by Ricophoo | 2007-06-21 23:32 | その他 | Comments(6)

ゆめのしま24時間リレーマラソン 激走編

懸賞 2007年 06月 16日 懸賞

f0036354_2230678.jpgゆめのしま24時間リレーマラソン・・・。
あれからもう1週間が過ぎようとしています。
前回は、仮装について書きましたが
走りの方も今年はなかなかのものでした。
今年は前回参加の、M谷さんとゆかさんが
事情により不参加。
また、今年はマラソンマンさんことG藤さんが、一人で6時間を走る個人の部に参加することになっています。
なので、仮に6時間が経過しても
すぐに私達のチームに合流は不可能です。
しかも、TBTさんが事情により夕方までしか参加出来ないとのこと。
大きな戦力を失うことになります。

ゆめのしま47ランナーズ、チーム始って以来の最大の危機か!

しかし、神様はお見捨てにはなりませんでした!

今年はGELさんという若くて可愛い、そしてものすごいスピードを持つ
女性ランナーが新しく仲間に加わりました。
それから、M谷さんとゆかさんの抜けた穴には
ミホさんの会社関係のNさんと、同じくミホさんのお友だち
ましゅさんが急遽助っ人を引き受けてくださいました。
また、6時までのTBTさんに代わり
個人の部が終わったマラソンマンさんも少しずつ
襷をつなげてもらうことになりました。

第一走者、Nさんは、助っ人にも関わらずスタートの大役を快諾、7色アフロのかつらを被り、なかなかいい感じで、出だしの雰囲気を盛り上げてくださいました。
可愛いお子さん3人と奥様の大声援を受けてまずまずの滑り出し。

第二走者、マラソンマンさんは6時間個人の部を走り終えてからの参加です。
疲れていらっしゃるのに、襷を渡されると、スピードをぐんぐん上げて走って下さいました。

第三走者、升さんは去年より随分走力をつけられたようで、目を見張るような進化です。
中継所前の猛ダッシュ猛スピードは皆の目に焼きついて離れません。
しかも相変わらずの酒豪。飲んでは走り、走っては呑み、呑んでは眠り、目覚めては呑み、呑んでは走る・・・・。マイペース振りは今年も健在。

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第四走者、師匠です。バドガールの衣装に身を包み、ロングヘアのかつらを振り乱しの力走は鬼気迫るものがありました。
写真はメイドさんの衣装に身を包み爆走する師匠(やっと手に入った貴重な一枚)
女装に変身すると速くなるという噂も。(フツーの格好がなんだかつまらなく感じるのは私だけ?)

第五走者、フナちゃんの黄色いセクシードレスには小さなアクセサリーがたくさんついてて走るとチャリチャリ音がします。膝を痛めているにもかかわらず爆走。一番チャリチャリうるさかったのは当の本人でしょう!

f0036354_2319086.jpg第六走者、渋ちゃんです。相変わらずの戦略家、前後のチームのタイムや順位の推移をこと細かくメモを取り、照合。いろいろ作戦を練ってくれました。黄色い着物の町娘が良く似合っていましたが、着物の裾を捲り上げての怒涛の走り、スピードに周囲を圧倒させていました。



第七走者、TBTさんは夕方6時までの参加でした。タイガーマスクの仮装は、スタイル抜群でバッチリ決まってました。かなりのスプリンターなのでTBTさんの抜けた穴は、しばらく補修不可能な状態が続きました。

第八走者、才色兼備おまけにスピードランナーのGELさんです。フルマラソンでは、女性でありながらサブスリーを狙うスーパーアスリートです。1周1.14キロをけろっと4分半切って走ります。すごい女性です。でも現在足を故障中・・・でも速い。

第九走者のましゅさんは、今回急な依頼にも関わらず、快く助っ人で参加してくれました。
速い速い・・・チームの成績に大きく貢献して下さいました。
終電までの参加でしたが、来年の参加とオリジナルの仮装を約束して断腸の別れとなりました。

f0036354_8192024.jpg第十走者は私でした。去年より中継所前のラストのダッシュが随分きくようになりました。
これも偏に師匠直伝のLSD練習によるものかと思われます。しかし、1周のタイムは4分53秒がいいとこ。更なる走り込みをしていく所存でございます。来年は、もう一皮むけたスピードを御披露させていただきたいと。



第十一走者は、チームきってのスピードランナーシノさんです。目玉オヤジの目玉を被っての力走、決して忘れません。ハゲづら丸めがねで全裸に見える肌色衣装、こういう派手な仮装をしてても速いと、すべてが許されてしまう。RUNの世界の常識。

第十二走者、ミホさんです。おかまモンロー、マラドンナの仮装は会場内を圧倒。今回のゆめのしまのスターと化しました。ちらちらと裾を捲りながらの余裕の走りで周りの殿方を悩殺。う~ん、悔しいけれど、マネできないなぁ・・・

ゆめのしまは土曜日の夜から雨が降り出し、
夜半には豪雨になりました。一時は雷が近づいて
ヒヤヒヤしましたが、ゆめのしままではこなかったので
それは、ホントに不幸中の幸いでした。
テントに溜まった水を落としたり、浸水を防ぐために
ダンボールを床に敷いたりと、夜中もなにかと忙しく
私の場合あまり眠ることができませんでしたが
シノさんの持ってきてくれたテントINテントが大活躍で
みんな中で熟睡していました。(うらやましい!)

始めは2周ずつ、夜中は5周・・・中だるみで順位が落ちてきたころ
カンフル剤として2組~3組で1周×2回という方法を取り入れたら
なんと35位だった順位が30、29位と上がってきました。

明け方からこの方法でずっとラストまで行きました。

ラストまで、あと2時間、あと1時間・・・と迫ってくると
各チームも会場の雰囲気も随分盛り上がってきます。
随時張り出される順位や距離の速報をながめていると
おのずとライバルチームや自らのチームの目標距離が
明確になってきます。
なんとか順位を上げたい!
なんとか目標距離を上回りたい!
メンバーの思いが一つになってきます。
一人ひとりが1周を力を振り絞って走りました。

午後1時、ラスト走者はフナちゃんです。
土曜日の午後1時から始った24時間リレーが終了しました。
結果は去年の走行距離296キロを上回る
全走行距離302キロ。順位は29位でした。
目標達成!しかも平均タイムは4分43秒!!
みんな自分自身の力を余すことなく出し切った
24時間でした。
大いに走り、大いに仮装し、大いに笑い、大いに飲み、大いに食べ
大いに降られた24時間でした。

今回の立役者は、戦略を一生懸命練ってくれた渋ちゃんです!
みんなで雨の中渋ちゃんを胴上げしました。

終始雨に祟られた24時間リレーマラソンでしたが
雨なんてこの楽しさの中ではへっちゃらです。
雨にぬれたウエアや体は直ぐに乾きますが
ここで過ごした24時間の思い出は、たぶん一生消えないでしょう!
今年も本当に楽しい楽しい24時間を過ごさせていただきました。

ゆめのしま47ランナーズの皆様と
応援に来てくださり、おいしいお酒とおつまみを持ってきて下さった
M谷さん御夫妻&愛犬ウィズ
仕事が終わってから、わざわざ美味しいお料理の
差し入れをして下さった、ミホさんの御主人
ミホさんの会社の方、応援に駆けつけてくださった師匠の会社の方・・・・
関わってくださったすべての方に感謝します!
ありがとう☆

by Ricophoo | 2007-06-16 23:54 | スポーツ | Comments(2)

ゆめのしま24時間リレーマラソン 2007

懸賞 2007年 06月 12日 懸賞

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6月9日~10日、江東区夢の島陸上競技場で行なわれた
「ゆめのしま24時間リレーマラソン」に今年も参加してきました。





9日午前10時、我が「ゆめのしま47ランナーズ」の仲間たちは、
一年間の眠りから目覚め、それぞれの思いを胸に
江東区夢の島陸上競技場に集結しました。

残念な事に去年参加したゆかさん、M谷さんは事情により不参加
だけど代わりに、スピードランナーのGELさん
ミホさんのお友達のましゅさん、会社関係のNさんが仲間に加わって下さいました。

24時間リレーマラソンと言えばやっぱり
お約束の「仮装!」ということで、
みんなそれぞれ今年も趣向を凝らした仮装で
おなかがよじれるほど笑わせて頂きました。

思い起こせば、昨年の24時間の仮装はまさに我が師匠の独壇場。
看護婦&ミニスカポリスに女装し「お注射&逮捕しちゃうぞ!」攻撃で
会場内をフリーズさせ、一躍スターダムにのし上がりました。
今年の24時間のスターも、やはり師匠で決まり・・・か?と思いきや
呉越同舟、ライバルはチームの中に・・・。f0036354_2350456.jpgf0036354_2351574.jpgf0036354_2358120.jpgf0036354_005022.jpg


なんといっても今回の師匠の最大のライバルは、昨年事情により
涙を呑みつつマネージャーとして参加したミホさんです。
昨年仮装ができなかった思いの丈を一年後のこの日のためだけに
爆発させました☆
ミホさんの自称「オカマモンロー」はなんといっても圧巻でした。
その他、フナちゃんのセクシードレス、シノさんの目玉親父。
(シノさんはこの一見、裸に見えてしまう全身肌色衣装に
ハゲづら、丸めがねと言う、危ないバリエーションでも魅せてくれました)
可愛いGELさんのチャイナドレス。(しかし、スパッツを履いていたので
皆からブーイングの嵐・・・後に網タイツに着替えることに。)


f0036354_748734.jpg去年のピンクレンジャー(↑集合写真)の衣装&黄色のアフロを借りて仮装初体験のましゅさん。
なにしろロング、アフロに限らず、かつらがよく似合うこと!
(・・・これって誉め言葉?)
来年のオリジナル仮装に大いに期待します。





今年も肉体派タイガーマスクの仮装は、TBTさん。
シューズにまでこだわりをもって臨むところは
さすがストリート系ファッションリーダー。
升さんは、今年は硬派の柔道着姿。白帯ってとこが泣かせます。

中でも成長著しいのが、真面目でシャイな渋ちゃんの
「黄色い着物の町娘」の女装でした。
今、手元に写真がないのでお見せできないのが残念です。
着物の裾を捲り上げての怒涛の走りは、敢闘賞モノでした。

確かに今年の師匠はキレイ系にこだわりすぎたせいか
女装にキレがなく、また皆の仮装に圧倒され
精彩に欠けた部分があったのは否めない事実です。

とかなんとか言っても、仮装と言えば「女装」
「女装」といえば「師匠」このヒトを置いて他には語れないでしょう。
お待ちかね、師匠仮装三連発。(メイドの写真は撮っていませんでした)
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あ~。師匠はやっぱり真から女装が好きなんだなぁ・・・と、今この写真達を眺めながらしみじみ思います。実ににこやかです。邪気がありません。突き抜けています。
心から女装を楽しんでいる姿は、なんだか清々しくさえあります。
こう見えて、このお方、実はニッポンの頭脳であります。信じてください。

しかし、この衣装全部女性モノなんですが・・・しっかり着れちゃう師匠の体って・・・。

f0036354_8462636.jpg当の私はと言えば、完全に戦いの舞台からは
退いております。テーマなし、笑いなし、統一性なし・・・
付け焼刃的仮装は仮装にあらず!と
一喝されそうなチアリーディング猿でございます。しかしきっちり片手にコップ酒だけは死守。
それもこれも、師匠のバドガールを際立たせるためでございましたのに。お互い玉砕、恥ずかしながらの反省猿と相成りました。この反省をバネに来年は、師匠を踏み台に大きく
飛躍していきたいものでございます。
次回、24時間リレーマラソン激走編へと続く。

by Ricophoo | 2007-06-12 02:09 | スポーツ | Comments(12)

ないものあります

懸賞 2007年 06月 08日 懸賞

f0036354_2318115.jpg本棚を整理していたら、ちょっとまえに読んだ
クラフト・エヴィング商会(筑摩書房刊)の
「ないものあります」が出てきた。
パラパラと読み返すうちに面白くなって
整理を忘れて夢中になって読んでしまった。



よく耳にはするけれど、一度としてその現物を見たことがない。

そんな「ないもの」たちを、商品として
私達のニーズに応え、一同に集めて紹介してくれるのが
この「ないものあります」と言う本だ。

堪忍袋の緒、舌鼓、口車、左うちわ、自分を上げる棚
地獄耳、思う壺、無鉄砲、一筋縄、先輩風、転ばぬ先の杖
冥途の土産、大風呂敷、金字塔、おかんむり・・・・

こうして並べただけでも
ドラえもんの秘密道具みたいに
なんだかドキドキ、ワクワクしてくる。

なかでも一番すきなのは
「左うちわ」。

「左うちわ」。コレ一枚で、遊んで暮らすことができる。
もちろん働く必要などない。毎日がいたれりつくせり。
但し、「左うちわ」は一生ものではないことを認識するために
購入者は「平家物語」の冒頭を暗誦、盛者必衰の法則を
頭に叩き込んでから使用とのこと。
また一旦購入したら最後、冬場でも常時パタパタと
左手で仰いでいなければならず
もしも疲れて仰ぐのを止めてしまったら
ただの遊び人、ごろつき、世捨て人とみなされてしまう危険性の高い商品であるとのこと。
左利きの人は、もともとから左うちわなので、その効果は
保証できかねるとも書いてある。

あと気にいったのが
「おかんむり」。
日常生活で頭にくることが発生したら
この「おかんむり」をうやうやしく頭に乗せるだけでOK!
あとは黙って大きく構えているだけでいいという。
周囲の人間がその「おかんむり」を見て
「あの人はおかんむりだ」と判断、そっと静かにしておいてくれる
という自然にまかせた優れもの。
「おかんむり」を静かに頭に乗せているだけで、次第に心が穏かになり
いつのまにか怒りが消失しまうという魅力溢れる商品だ。

「針千本」も笑えた。
指きりげんまん嘘ついたら針千本のます!
私達は幼い頃からこのフレーズを何度となく
楽しげに口にしてきたけれど
よく考えると実に恐ろしい懲罰だ。

針を千本飲む・・・考えただけでも恐ろしい。

この針千本がずらりと並んではりつけてあるのが
「針千本」という商品。
もちろんこの商品は人に飲ませるために作られたものではない。

使い方は簡単。
「針千本の~ます!指きった」と約束が交わされた後
おもむろにこの商品を出し
相手に確認してもらうだけ。
「これがその針千本である」と。

こうなると、そう簡単に嘘など付けなくなる。
人を良い方向に導いてくれる
そんな倫理性、道徳性の高い商品だ。

「ないものあります」は、こんな商品あったらなぁ!と読後アレコレと
思いをめぐらしてしまう
大笑いはしないけれど
思わずくすりと笑ってしまう
そんなシュールで楽しい一冊である。

いわゆるこれが「目から落ちたうろこ」の一枚なのかもしれない。

by Ricophoo | 2007-06-08 23:30 | | Comments(2)