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自由が丘のトホホな一面

懸賞 2007年 12月 15日 懸賞

自由が丘といえば、昔から若い女性がこぞって訪れる
オシャレな街・・というイメージがある。
通りの名前も女性が喜びそうな名前ばかりだ。
例えば、メイプル通り、カトレア通り、女神通り、マリクレール通り・・・聞いているこちらが
なんだか恥ずかしくなる。
マリクレール通りは私がいつも歩いている通りだが
「あぁ、私は今マリクレール通りを横切っているのだ」と思うと
思わずいたたまれなくなり、目をつぶって足早に通り過ぎてしまう。
こういうのは、一昔前流行ったメルヘン調のペンションやカフェのメニュー
と合い通じるものがある。

森の小人と白雪姫の作ったきこり風スパゲッティーとか
森の妖精とふわふわ玉子のオムレツとか、
はちみつくまさんのあつあつアップルパイとか・・・
間違ってそういう店に入って、いざ料理を注文しなければ
ならないときのこっぱずかしさに似ている。

そんなおしゃれな自由が丘だが、駅横に大昔から鎮座して、自由が丘の変貌を横目で
眺めつつ乾物の臭いやら、佃煮の臭いをあたり一面に漂わせ
カトレアやらマリクレールやらの気取った雰囲気をぶちこわしている建物がある。
それは「自由が丘デパート」と「ひかり街」である。

自由が丘デパートは創業昭和28年。
日本で初めて「デパート」と名付けられたデパートなのだそうだ。
田舎のアーケード商店街を3階建てのビルにしたみたいで
暇な時にブラブラ冷やかし半分で覗いてみると
実は結構楽しめる。

f0036354_0143787.jpgそんな「自由が丘デパート」が、このたびセールを行なった。
その名も「エレベータ完成記念セール」だ。
エレベーターだよ。おめでてえな。







f0036354_015113.jpg←セール前に新聞折込で入っていたチラシがコレ。
お楽しみ抽選会の賞品
特別賞のスパリラクゼーションサロンの利用券数万円分っていうのはいい。
ゴージャスで特別な賞って感じだ。
しかし、1等はなんと100円のつかみ取りだ。
1等だろう?しみったれも甚だしい。
八百屋のタイムセール、
ピーマン詰め放題じゃないんだから。
2等は50円のつかみ取り・・・
3等になると10円になっちまう。
こんなのアリか?
1回につかみ取る10円の数なんてたがが知れている。
2、300円つかんだらいいとこだろう。

3等がこれでは、ラッキー賞のお楽しみプレゼントも大体想像がつく。
「もれなく」とあるが、、ラッキーっぽさや、お楽しみ度はかなり低くなってくる。

なんだかなぁ・・・。

エレベーターの完成記念程度だからあまり多くを望んでも仕方が無いのか。

自由が丘は、おしゃれで気取った部分ばかりでない
こういうちょっとトホホな空気を時々醸し出すところが
なんだかとても可愛い街なのだ。

長く人々に愛される人気の秘密を知った気がする。

by Ricophoo | 2007-12-15 00:23 | | Comments(0)

転々

懸賞 2007年 12月 09日 懸賞

f0036354_23201677.jpg渋谷シネアミューズCQNで三木聡監督、
オダギリジョー主演の「転々」を観て来た。

幼い頃両親に捨てられたオダギリジョー演じる大学8年生の文哉。

生まれてからずっと楽しい思い出も無く、一人ぼっちで生きてきた。
しかも現在は借金まみれの自堕落な生活を送っている。
そこに突然現われたのが借金の取立屋の怪しげな男、三浦友和演じる福原。
返済日前日、借金をチャラにし、しかも自分の東京散歩に付き合ったら
100万円の現金をくれるという。
文哉の選択の余地も無く井の頭公園から、
いきなり始まった一人ぼっちの男二人の東京散歩。
行き先は霞ヶ関、桜田門の警視庁。目的は自首。期限は福原の気が済むまで。
実は福原は、自宅マンションで愛する妻を殺していた。
妻と二人で歩いた懐かしい東京の街の思い出を
ひとつひとつ辿りながら、
霞ヶ関の警視庁に自首するつもりだ。

このストーリーだけ読むと
暗くて重い、とにかく悲惨な悲しい映画のようだが
「転々」はそのまったくの対極
ほのぼのと、どこか可笑しくて切ない
ハートウォーミング、ロードムービーになっている。

力の抜けた、何事にもやる気のなさげな文哉と
重い事情を背負っている割には、おとぼけキャラの福原、全出演者の飄々とした演技が
いつのまにか観ている者の心を、緩やかに解きほどかせてくれる。

福原との東京散歩は、愛を知らず一人ぼっちで生きてきた文哉に
家族とか幸せとか団欒とかいうものをそっと教えてくれることになる。

家族とか幸せとかって一体なんだろう?
擬似でも仮想でもつかの間でも
そこに寄り添っている人達の間に愛と優しさがあれば
箱や入れ物なんか関係ないのだと思う。

エンディングを予感させる
夕食のカレーのシーン、ジェットコースターのシーンには思わずほろり。
この擬似家族の日常が永遠に続くことを願わずにはいられなかった。

井の頭公園、新宿中央公園、調布飛行場
阿佐ヶ谷、神宮銀杏並木、皇居桜田門・・・見たことのある
風景が次々と現れる。

「歩けばわかる 優しくなれる」のタイトルコピーに誘われて
週末にふらりとあてもなく東京散歩を楽しみたくなった。

「転々」には、大好きな女優、ふせえりさんが出ているときいて
前から楽しみにしていただけに期待通り!ふせさんの言いようの無い可笑しさが全開だった。

しかも全編いたるところに笑いのツボがちりばめられていて
場面が変わるごとにワクワクした。

「街で岸部一徳に会うといいことがある」・・・コレはなんか流行りそうな予感。(笑)

しかし、「つむじが崖くさい」ってどんなにおいだろう??

by Ricophoo | 2007-12-09 22:52 | 映画 | Comments(0)