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アニー・リー・ボヴィッツ レンズの向こうの人生

懸賞 2008年 03月 20日 懸賞

f0036354_20514966.jpg東京都写真美術館で
「アニー・リー・ボヴィッツ レンズの向こうの人生」という
ドキュメンタリー映画を観て来た。
もう何年前になるだろうか?
掲載誌の発売禁止処分、エロティシズムか母性か…と
世界中で大論争を巻き起こした
デミ・ムーアの衝撃的マタニティヌード。
あの話題の写真を撮ったのが、
このドキュメンタリー映画の主役アニー・リー・ボヴィッツだ。

あの写真は特に印象的だったけれど
そうでなくても彼女が撮ったハリウッドスターやロックスターの写真は
きっと誰もが一度は目にしたことがあるだろう。

ローリングストーン誌からヴォーグ誌まで
一流の女性写真家として、今もなお世界中をまたにかけ
活躍をし続けるアニー・リー・ボヴィッツ。

ミュージシャン、舞踏家、映画スター、スポーツ選手、政治家・・・
彼女の前ではだれもが心を開き
見ている私達がハッとするほど思いもよらぬ表情を見せる。

「撮られていることに気づかないくらい、いつの間にか、その存在を忘れてしまう」

背が高く、野太い大きな声で喋り、笑う・・・
スター達にも引けをとらない存在感やオーラを放つ彼女なのに
一旦カメラを手にすると、その存在を透明人間のように消してしまうのだろうか?

アニーと関わった100人のセレブリティが語る
撮影秘話や彼女についてのインタビューが興味深い。

特にジョン・レノンが暗殺されるわずか5時間前に
撮影されたあまりにも有名な一枚の写真。

服を着たヨーコに裸で甘えるようにしがみついて眠るジョン。

ヨーコのインタビューを交えて
改めてこの写真を見ると涙が溢れてきた。

アニーは人間の心を裸にする天才だ。

とにかくアニーは精力的でパワフルでゴージャス!
そしてなによりプロフェッショナル・・・!
そんな彼女も、愛する人との別れや、ドラッグ中毒からの生還などで
悩み傷つき生きてきた。
だからこそ素晴らしい写真が撮れるのだと思う。

彼女は言う
「死にゆくその日も、写真を撮っていたい。なぜって、写真は永遠よ。」
女として、母として、一流のフォトグラファーとして最高にカッコよすぎる!

by Ricophoo | 2008-03-20 20:55 | 映画

ユニセックス考

懸賞 2008年 03月 07日 懸賞

少し前の話になるが朝のジョギングを終え
道を渡るために信号待ちをしていた時、
道路の向こう側に一見、
じいさんだかばあさんだか見分けのつかない老人が立っていた。

辺りには私たちの他には誰もおらず、
あまりじろじろと見つめるのは悪いとは思いつつ
信号待ちの間中その老人の性別が
気になって仕方がなかった。
道路の向こう側まで4、5メートルはあるので
的確な判断を下すのは難しい。
ならば、すれ違いざまに瞬時に判断できるだろうと
完全にたかをくくっていた。

普通、性別の判断は、顔つき、髪型、体格や体つき、
または衣類などで大体のことは分かる。
とかく年寄りともなると、その判断がつきにくい場合も多々ある。
しかし、その老人はまったくもってその類では無かった。
じいさんなのか?はたまたばあさんなのか?まるで分からない。

雌雄同体という言葉が頭に浮かんだ。
高校生の時分に読んだ萩尾望都さんの漫画
「11人いる」に出てきた雌雄同体の美少年?フロルを思い出した。

今巷では、オネェ系だとか乙女系の、
俗に言うオカマタレントが人気を博しているが、
そういうのともちょっと趣が違う。
かつて男だったとか女だったとかそういう類のものではない。

ならば性同一性障害なのか?

いや、そういう大掛かりな問題も含んでは無さそうだ。
だったらあの老人は一体…。

f0036354_1351296.jpgその時私の脳裏に突如浮かんできた人物がいる。
かつて一世を風靡した小泉チルドレンの一人、
ピンクのスーツでお馴染みの
「やる気、元気、井脇!」井脇ノブ子議員、その人である。



トレードマークのピンクの背広は
若い頃から、いつも「男性」と勘違いされた
苦い経験から着用するようになったという。
(色の問題だけではないと思うのだが)

議員になった今でこそ
「井脇ノブ子」だと認識してもらえそうだが
黒やグレーのスーツを着ていたら、間違いなく
恰幅のいい、人の良さそうな、おじさんである。

初めてテレビ画面でノブ子を見たときは
あまりの強烈なインパクトに驚愕した。
言葉を失った。

男なのか?女なのか?
しばらくの間混乱した。

片山さつき氏、佐藤ゆかり氏、野田聖子氏・・・
など女性議員の活躍が連日ニュースなどに取り上げられてはいるが

わが国の国会は悲しいかな、まだまだ男性社会である。
女性であるがゆえに派生してくる諸々の制限やら問題やらが
彼女たちの議員活動の足かせになっていることも否めない。

しかし、ノブ子のユニセックス的な風貌は
男やら女やらのそんな目先の小さな括りをもたない
フリーダムでアクティブな政治活動に
大きく関わっているのではないだろうか?

一般社会の中でも然り
21世紀の現代において
「男らしく」、「女らしく」
「男だから」、「女だから」と声高に唱えるのは
もはやナンセンスと言えよう。

ジェンダー問題に一石を投じるノブ子の出現に
私は一筋の光明をみた。

f0036354_155935.jpg蛇足になるが、ノブ子に対抗する逆バージョンとして
私は「南こうせつ氏」を強く推薦したい。

by Ricophoo | 2008-03-07 01:36 | その他