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嗚呼!のど自慢

懸賞 2010年 02月 10日 懸賞

私は「NHKのど自慢」くらい侮れない番組はないと思っている。
一般的には、素人の歌の上手さに感心する番組なのだろうが、私は時々現れる「キワモノ度」の高い人たちとの出会いを密かに楽しんでいる。
その人たちは、毎回出てくるわけではない。毎週続けて視聴していれば、上手くいけば1ヶ月に1度、2、3ヶ月に1度くらいの割合で運命の出会いが訪れる。
のど自慢は大概、地方で予選が行われ、テレビに出て歌えるのはその予選を勝ち抜いた数少ない、まさに言わずとしれた「のど自慢」の人たちばかりである。
なかには地元の自称人気者が、にぎやかしのような存在として派手なパフォーマンスで出場してくるケースもあるようだ。そういう人たちのステージは、多少狙った感があり、あざとい感じで、自分としては、ちょっといただけない。
だが、時折何の特徴もなさそうな人が登場し、思いもよらぬ衝撃を与えてくれる時がある。
そんな瞬間に立ち会った時はまさに至上の喜びを感じる。

実は先日「のど自慢」ファンの私としたことが、その何ヶ月かに一度訪れるキワモノ降臨の瞬間を見逃してしまった。

テレビをつけた時には、出場者やゲストの歌も終わり、審査発表が始まるところだった。
特別賞を受賞したのは、地味なワンピース姿の70歳位の老婦人。嬉しそうに少しはにかみながら、優しく穏かな表情でゲストから表彰を受けていた。
なんと、この老婦人の歌った曲というのが、西城秀樹の「傷だらけのローラ」だと。
雷に打たれたような衝撃!
「傷だらけのローラ」と言えば、西城秀樹の代表曲。
体を震わせながら、長い髪を振り乱しながら、今にも失神しそうな感じで熱唱し、当時の女性ファンの心をわしづかみにした名曲である。
その「傷だらけのローラ」をこの静かな微笑を湛えた老婦人が歌ったと言うのか・・・・。

しかも、特別賞。
そのパフォーマンスはいかばかりのものだったのだろうか。

まさにこれぞキングオブ「キワモノ」!
この老婦人のどこから「傷だらけのローラ」が出てくるのか、皆目見当がつかない。
私は長年、彼女のような存在を待っていたのだ!!と思っても、後の祭り。

ああ、なぜ見逃してしまったのだろう!!
見たい!見たい!老婦人の「傷だらけのローラ」が見たい!10万払ってもいい。
老婦人の歌う「傷だらけのローラ」が見たい!!
のど自慢界に彗星のごとく現れたニューヒロイン、スター誕生の瞬間を見逃してしまった私は、あれから悔恨の日々を送っている。

あまりに悔しいので、私の「のど自慢」視聴歴のなかでもダントツの「キワモノ度」を誇る
養老の星、こうちゃんの歌でも聴いて老婦人の「ローラ」に思いを馳せよう。

いろんなキワモノを見てきたが、やっぱりこうちゃんの「いいわけ」は最高。

by Ricophoo | 2010-02-10 23:49 | 音楽 | Comments(2)