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スポーツ893

懸賞 2010年 04月 22日 懸賞

4月18日かすみがうらフルマラソンを走ってきた。
きつかったのなんのって。
30キロ過ぎた頃から意識も朦朧としてきて
かすみがうらの沼の向こうで白装束の人たちがレンコン片手に
私にむかって「オイデオイデ」と手招きしてるのが見えた。

スタートから20キロくらいまでは
順調に走っていたものの
25キロくらいから少ない貯金が底をつき始めたのをきっかけに借金生活の始まり。
そして30キロくらいで悪徳貸し金業者に金を借りてしまった。
貸し金業者の容赦の無い厳しい取立てに逃げ惑う35キロ。
37キロ付近で逃げ切れず、とうとう捕まりぼこぼこにされた上
身包み剥がされ、かすみがうら沼の底深くに沈められた。
なんとかゴールできたものの
ラスト付近では、もう自分が生きているのか死んでいるのかさえ曖昧な感じ。
レース中何度もリアルが見えなくなる非常に危険な感じのレース展開だった。

というわけで今回、30キロからのリアルがかすんでいたので
レース中の出来事もあまり覚えていないが
ただひとつ、鮮明に覚えているのは
前半戦に私の前を荒い息をしながら走っていた
スキンヘッドの刺青(あくまでタトゥではない)ランナーだ。

たしかにかすみがうらは暑かったが、その汗の量は尋常ではないくらいの量だった。
スキンヘッド、しかも荒い息。それだけでもかなり注目度が高いのに
ノースリーブのウエアから覗く刺青は後続のランナー達を震え上がらせた。

模様は良くは覚えていないが、その辺を歩いている
ボーイズのお洒落タトゥとは完全に一線を画すものであったのは間違いない。
いわゆる、それは893の「刺青」だった。

しかし、走りながら混乱した。
893とスポーツ。
どう考えてもつながらないのだ。

マラソン好きの893を否定するわけではないが
「スポーツ=さわやか」と定義するならば、
さわやかさと対極にいるダークサイドの世界の住人が
なぜフルマラソンを走ろうと思ったのか・・・?
私はそこに深く物語を感じる。

健康目的?
自分探しのため?
世界はひとつ!世界平和のために走る893がいてもいいんじゃないのか?
そんなことを考えながら走っていると

30キロ過ぎ、がっくり肩を落としてトボトボと歩いている汗だくの893を抜いた。
前半飛ばしすぎたのが原因か。
鉄砲玉の「辰」・・・思わず追い抜きざまに声をかけたくなったが
怖いのでやめた。

あの893は完走できたのだろうか?
完走できなかったと親分に報告したら指1本くらいで許してもらえるだろうか?

辰よ、またどこかのレースで会おう。
あばよ!

by Ricophoo | 2010-04-22 23:13 | スポーツ