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くまが いそう! 倉見山登山

懸賞 2013年 11月 17日 懸賞

11月9日山梨県の倉見山(標高1256m)に登りました。

新宿を6時半出発、中央線で大月まで。大月から富士急行線で三つ峠で下車します。

倉見山は富士急行線三つ峠駅の南側に位置しています。
登山口まで駅から歩いてアプローチできるのが、なんといっても魅力です。

三つ峠駅を出て左手に進むと十字路に出ます。左が三つ峠山、右が倉見山方面です
右に折れて国道をわたり桂川公園に入ります。
厄神社に出てしばらく行くと沢沿いの林道を歩きます。
厄神川流木止堰堤の手前で沢をわたり山道へ入っていきます。
山腹を巻きながら尾根を歩きます。

三つ峠で下車した登山客は私たちの他にも数名いたのですが、目的地が違うのか、この日も私たちのほかに倉見山へ登るハイカーはおらず、何だか少し寂しいような心細いような気がしていたところで、いきなり「ドーン!」という地の底から湧き上がってくるような重低音の不気味な爆発音が聞こえてきました。
何の音かと思ったら、ここは富士山のお膝元。
音の正体は自衛隊の富士演習場で行われている訓練の音のようです。

音の正体がわかって安心したのも束の間、今度は「パーン、パーン!」という乾いた銃声のような音が遠くから聞こえてきます。
「熊出没注意」の看板も随所に見受けられます。
ゴクリと唾を飲み込んで、熊鈴を大きく鳴らしながら進みます。

尾根に入ったところに「さすの平」と呼ばれる場所があります。
西桂の街並みが開けて見えます。
その後、明るい広葉樹の森の道を尾根伝いに進んでいきます。
ずいぶん紅葉も進んで、ところどころハッとするような鮮やかな赤や黄色に息を飲みます。

整備されて歩きやすい道もありますが、倒木が横たわり、道なき道のような、かなり荒れた箇所もあるため、勘に頼らざるを得ない場面も多々ありました。
登山客が多い人気の山などでは決して体験しないような低山ならではの緊張感があります。

その後やや急な昇を上がりきると倉見山の山頂に飛び出します。

スッキリと晴れていればちょうど正面に富士山が見えるそうなのですが、この日もあいにくの曇り空で見晴台からもぼんやりした霞んだ風景しか見えませんでした。

とりあえず、ここで休憩。おにぎりを食べました。

さらに尾根を進んでいく相定ケ峰という小さなピークがあります。ここで右の登山道へ入ります。
分岐からは狭い登山道となります。

しばらく行くと道標ではない看板がありました。
カタカナで「クマガイソウ」と書いてあります。
え?「熊が、いそう!」?なんてことだ!そろそろ麓へ近づいてきているというのに…この場に及んでまだ「熊が出る」というのか!?
ポケットにしまっていた熊鈴を慌てて取り出そうとしたところ、看板をよく見ると「クマがいそう」ではなく「クマガイソウ群生地」と書いていました。

目が悪いのを差し引いてもサザエさんばりのうっかりです。

クマガイソウはラン科の多年草で、ちょうどGWのころ赤紫色の筋がある白い袋状の花が咲きます。日陰を好み、全ての花が同じ方向に咲くのが特徴だそうです。
倉見山のクマガイソウは心無い人による盗掘により株数が激減し、2006年から公開を中止していましたが、2009年盗掘防止用のフェンスなどを整備し、2010年から一般公開を再開しているとのこと。
なんと今年は3000株ものクマガイソウが花を咲かせたそうです。
いつか「クマガイソウ」の群生を見てみたいものです。

左手に杓子山の稜線を見ながら下っていくと堂平山公園を通り寿駅へと下山します。

寿駅からは再び富士急行線に乗り、お隣の葭池温泉前駅で下車して、創業安政三年(西暦1856年)の葭之池温泉旅館で日帰り入浴をさせてもらい帰ってきました。

富士山の麓の山へ登れば確実に富士山を拝めると思ったのが甘かった。
富士山はそうやすやすとその姿を拝ませては下さいません。

なかなか天気に恵まれませんが、今回は少しだけ紅葉を楽しむことができました。

自然の中では何事も思い通りにはいきません。
毎回美しい景色を眺めることはできません。
きつかったりヒヤヒヤしたりすることの連続です。

それでも、気持ちの良い風が吹いてきたとき、小さな可愛い花を見つけたとき、ため息の出るような美しい紅葉や落ち葉の色に出会ったとき、鳥のさえずりや、沢の澄んだ水音を聞いたとき、日常では決して得ることのできない癒しを感じます。

高さを競って登る山があってもいいと思います。
タイムを競って登る登山もいいと思います。
でもただ自然の中に身を置いて、ささやかな四季の移ろいを感じることができる小さな山歩きが私は大好きです。

by Ricophoo | 2013-11-17 18:54 | 登山 | Comments(0)

箱根 神山&駒ケ岳登山

懸賞 2013年 11月 12日 懸賞

f0036354_21553920.jpg11月4日は箱根山の最高峰 神山と箱根駒ケ岳へ登りました。
自宅を6時に出発。東海道線で横浜から小田原へ。箱根登山線に乗り箱根湯元、箱箱根登山鉄道で強羅へ。早雲山まではケーブルカー(スイス製のおしゃれな車体でした)を利用し、最後はロープウェイで登山口のある大涌谷まで行きました。たくさんの乗り物に乗れて何だか子供に戻ったように嬉しかったです。

f0036354_21563411.jpg大涌谷では名物の黒玉子を食べました。真っ黒い色にびっくりしますが、中身は普通のゆで玉子。風味豊かで美味しかったです。
大涌谷から神山登山口付近は濃い霧が立ち込めています。傘をさす程ではありませんが視界はよくありません。今日も眺望は絶望的です。
硫化水素の匂いに包まれながら目指すは、箱根山の最高峰(標高1438m)、古くから神の山として人々から崇められてきた霊山「神山」です。

f0036354_21573495.jpg大涌谷分岐を左へ行くと早雲山分岐へ。直進して山頂までは岩場の急な登りが続きます。 山頂は狭く展望は良くありませんが、晴れていれば樹木のすき間から駒ヶ岳や富士山などが見えるそうです。あたりは白い霧に包まれ何にも見えません。残念!
神山から駒ヶ岳へは1時間ほどの道程です。 始めは岩場の急な下りが続き、いったん緩やかな道になりますが、今度は土の滑る下りが続きます。下りきると防ヶ沢分岐に着きます。 右は防ヶ沢への道、左はお中道、直進するのが駒ヶ岳への道です。少し登ると開放的な広場のようなところに出ます。
大涌谷にはたくさんの観光客がいたのに、天候のせいなのか、登山客がほとんど見当たりません。静かな山歩きを楽しめるのはいいのですが、あまり登山者がいないと何だか少し不安になってきます。道はぬかるみや水たまりの荒れた箇所もあり、足元が悪いので注意して登っていきます。 20分ほど登ると分岐で、直進すればすぐにロープウェイ駅、左は箱根元宮神社への登りです。 ここでは左へ登っていきます。くま笹の道をしばらく行くと天気が良ければ左側に富士山・愛鷹山や神山などが見えてくるそうなのですが、この日は辺り一面 白い世界でした。(悲)。

駒ヶ岳の標高は1327m。山頂の一番高いところに箱根元宮神社があります。
神社には観光客の人の姿がちらほら。少しほっとしました。

神社にお参りをして、神社の脇でおにぎりを2つ食べました。
遊歩道を歩いてロープウェイの駅舎に到着です。ここで本日の登山は終了です。

f0036354_2159410.jpg帰りは駒ケ岳ロープウェイで箱根園へ降りました。
ロープウェイからは紅葉した駒ケ岳の麓や芦ノ湖が見下ろせてとても綺麗でした。
箱根園からバスで箱根湯元へ行き、箱根の温泉へ浸かって汗を流しました。
連休最終日ということもあり、帰りの電車が心配でしたが、数分後に出るロマンスカーのチケットをぎりぎりゲット!慌てて飛び乗りました。車内で缶チューハイを片手にほろ酔い気分で帰ってきました。
今回わざわざ富士山の見える場所を選んで箱根の山へ登ったのですが、秋の天気はなかなか思いどおりにはいきません。
「晴れていればきっといい景色なんだろうなあ!」と思わせる場所がたくさんありました。
登山も天候も、人生もみんな同じ、いいことばかりではありません。
晴れの日もあれば曇や雨の日もあります。雨や曇りの日が美しい秋の紅葉を作るのです。
気持ちを切り替えて…また来年の富士山と紅葉に期待しましょう!

by Ricophoo | 2013-11-12 21:46 | 登山 | Comments(0)

金勝山・官ノ倉山・石尊山登山(登山靴デビュー戦)

懸賞 2013年 11月 10日 懸賞

f0036354_20144840.jpg11月2日 埼玉県は小川町にある官ノ倉山に登ってきました。
新しい登山靴ゴロー「ブーティエル」のデビュー戦です。
池袋から東武東上線で東竹沢駅へ。駅西口から、官ノ倉山とは反対方向(北)に向って、東登山口から、まずは金勝山を目指しました。


f0036354_2026502.jpg金勝山(264m)の頂上です。






f0036354_2016283.jpg金勝山から一旦下り、ちょっと寄り道して茅葺き屋根の吉田家住宅へ。吉田家住宅は1721年に建築された国指定重要文化財です。埼玉県内で実年代の分かる最古の古民家だとのこと。
室内は広く、地元の特産品などのお土産物を売るショップやギャラリーもあり、いろんな催し物などをやっているようです。また大きな囲炉裏が二つあり、お団子やお蕎麦、お茶やコーヒーなど出してくれる ちょっとした休憩所にもなっています。


f0036354_20182372.jpgf0036354_20183520.jpg
囲炉裏火で、醤油に付けてこんがり焼いたお団子とビワの葉のお茶を頂きました。心と体にじんわり染み渡っていくような美味しさでした。
吉田家住宅から少し行くと三光神社があります。神社の手前を左折して道なりに歩くと東屋のある天王池があります。池から続く道が登山道の入り口で林間をしばらく行くと急登になってきます。
急斜面の杉林を進み官ノ倉山(344.7m)、石尊山(344.2m)と展望の広がるツインピークを目指します。

登山靴の調子は上々。少し硬さが気になりますが、とても歩きやすい感じです。
特に岩ゴロの下りでは、今まで「ズルっ」と滑ることが怖く、結果慎重になりすぎて、へっぴり腰でバランスを崩したり、足首や膝に負担をかけてしまっていましたが、
ソールがしっかり地面を掴んでいる感覚がわかるので安心して歩けました。殆どぐらつきがなくしっかり足首を支えてくれます。靴に対して初めて信頼感というものを感じました。

官ノ倉山頂上からは西に笠山、大霧山など奥武蔵の峰々が、石尊山からは遠くに
埼玉北西部から群馬県境に続く山々が展望できるという事ですが、この日はあいにくの曇り空で景色を堪能することはできませんでした。

石尊山からの下りは長い鎖場があり、その後も急坂が続きますが、その後は傾斜もゆるやかになり、木立の中をのんびり歩けます。

北向不動、長福寺などを通り、下山して小川町へ向かいました。
通りかかった親切な車のおじさんが近道(?)を教えてくれたのですが、小川町までが長いこと!
車道をひたすら歩き、もういいかげん嫌になったころ小川町駅に到着します。
登山より街歩きの方が疲れました。

小川町駅から5分ほど先にある「おがわ温泉花和楽の湯」で汗を流し、仲間とビールで乾杯。登山の疲れを癒しました。

登山靴のデビュー戦。金勝山、官ノ倉山、石尊山と標高も300mほどの低山で、総歩行距離も10キロ位、時間も3、4時間ほどでしたが、短いながら急登あり、鎖場ありとピリリと辛い山椒の実のような山歩きでした。

by Ricophoo | 2013-11-10 19:04 | 登山 | Comments(0)

市馬さんに夢中!(その5)

懸賞 2013年 11月 06日 懸賞

f0036354_22414313.jpg10月25日文京シビックホールで行われた「文京シビック寄席 瀧川鯉昇・柳亭市馬 二人会」に行ってきました。

瀧川 鯉津さん…「牛ほめ」 前座は鯉昇さんのお弟子さん鯉津(こいつ)さんです。
前座さんとは思えない風貌と貫禄、落ち着いた話しぶりで「牛ほめ」。面白かったです。

柳亭 市馬さん…「らくだ」 以前にも市馬さんで聞いた古典の名作「らくだ」です。
フグの毒に当たって死んでしまった長屋の嫌われ者の「らくだ」。たまたま訪ねてきた兄貴分が「らくだ」の遺体を発見します。葬式の真似事でもしてやろうと考えた兄貴分は、長屋の前を通りかかった気の弱い屑屋を脅してお通夜の準備をさせようとします。とりあえず葬式の準備が整ったところで兄貴分は嫌がる屑屋に無理やり酒を勧めます。もともと酒乱癖があった屑屋は飲み進んでいくうち、どんどん気性が荒くなり、ついに兄貴分との立場が逆転。兄貴分に説教を始めます…。
屑屋が嫌々ながらも注がれるままにお酒を飲んで酔っ払っていくところは抱腹絶倒。
市馬さんの、いかにも美味しそうにお酒を飲む仕草を見ていると、見ているこちらも本当にお酒を飲みたくなってくるから不思議です。
そんな市馬さん、かなりの酒豪かと思いきや、全くの下戸だというではありませんか!
お酒を飲まないのに、どうしてあんなふうに美味しそうに飲んでいるように見えるのでしょう?市馬さんの鋭い人間観察眼に脱帽しました。
古いところでは京塚昌子、森光子、池内淳子、山岡久乃など、いわゆる「日本のお母さん」と言われる女優さん達は、実はお子さんがいらっしゃらないという事実を知った時の驚きと似ています。
演者からすると「知らないこと」が逆に物事の「真理」を追求し、人々が求めてやまない「理想」をふくらませていくことに繋がっていくのかも知れません。
哲学です。あぁ、やはり市馬さんは凄い人です。

仲入り

小雪さん 神楽…若い女性の神楽は初めてです。とても上手でした。
というか、どうして神楽をやることになったのか、小雪さんの職業選択のいきさつや理由を知りたいと思いました。

瀧川 鯉昇さん 「二番煎じ」…こちらも以前聞いた夜回り部分をほぼ割愛した鯉昇版「二番煎じ」。何度聞いてもお腹がよじれるほど笑えます。
登場した瞬間、一言も喋らないうちから鯉昇ワールド炸裂。ギョロ目と厳つい風貌と独特の間で客席をぐるっと見回すところから既にもう会場内は大爆笑の渦。つかみはOK。
市馬さん同様、お酒を飲む所作、猪鍋をつく仕草のリアル。とにかく食べ物を食べる所作に関して鯉昇さんの右に出る落語家は他にはいないと断言できます。特に熱いネギの芯を吸い込んでやけどするシーン、その芸の細かさに感動すると共に涙を流して笑いました。
たぶんこの鯉昇さんの「二番煎じ」、完成形に近いのではないかと思われます。
次に鯉昇さんの落語を聞く時も、また「二番煎じ」を聞きたいと強く思わせるほどの、ある意味これは「名人芸」と言っても過言ではありません。
そんなわけで市馬、鯉昇の見事な完成形を堪能できたスペシャルな二人会でした。

by Ricophoo | 2013-11-06 22:21 | 落語 | Comments(0)