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伊豆山稜線歩道 達磨山

懸賞 2014年 05月 17日 懸賞

f0036354_923345.jpg5月6日は修善寺からバスで約30分、天城ドームのある船原から伊豆山稜線歩道を通り伽藍山、古稀山、達磨山、小達磨山などを登ってきました。
伊豆山稜線歩道は、伊豆市修善寺“虹の里”から“天城峠”までを結ぶ全長約43kmの自然歩道です。今回は船原から大曲茶屋、船原峠から戸田(へだ)峠を辿り、だるま山高原レストハウスまで約14キロを歩き、帰りは修善寺温泉まで8キロの坂道を走って下りました。

実は今回は登山というより、トレイルに近い感覚で、気軽に構えていたところ、スタート直後から、大波乱!
大曲茶屋へ向かう民家の側溝では、うつ伏せになって死んでいるタヌキの死骸を見てしまいました。
そして大曲茶屋から船原峠へ向かう途中、道なき道に入り込んでしまい森の中で数十頭のシカの群れに出会いました。まさか観光道路でもある西伊豆スカイラインがすぐ近くに通っている場所でシカに出会うなんて思いもしませんでした!
シカの群れは私たちの姿を見つけると一斉に山を駆け上っていきました。あっという間の出来事で、写真を撮るとか、感動するとかより、大自然の脅威を目の当たりにして畏怖の念を抱きながらの山歩きとなりました。

伊豆スカイラインの土肥(とい)駐車場あたりからは雪をかぶった富士山が美しい姿で迎えてくれました。伽藍山(867m)から古稀山(870m)、達磨山(982m)までは緩やかにアップダウンするアマギザサの草原です。
腰の高さくらいのアマギザサは高い所でも胸のあたりくらいまでなので、全体的に明るく視界が開けているので、真夏ではない今頃の季節には最高のトレッキングコースです。富士山の姿もどんどん大きく見えてきます。
鶯やヤマガラなどのトリの鳴き声にうっとりし、すっかり気を緩めてしまったのがいけませんでした。
突如「ガサガサッ!」という笹を掻き分ける音が!
人間でない何かの気配!!
大きさからして熊ではなさそうですが・・・

一同息を飲み、始めは後ずさりしながら、しばらくして歌を歌いながら一目散に前方へ逃げました。
果たしてあの音の正体は何だったのでしょう?
仲間の誰一人その正体を見たものはおらず、「野○ソ中の人間だった」という声もありましたが、結局タヌキかキツネだったのではないかという結論に落ち着きました。
しかしその直後、私は、藪の中に倒れているシカの死骸を目撃してしまいました。
何度も書きますが、私たちが歩いているすぐそばには西伊豆スカイラインがあるのです。
死骸をよく見たわけではないのでわかりませんが、もしかしたら車に跳ねられたのかもしれません。日本各地の山林では今 シカが森林を荒らしているという深刻な問題が起こっています。
昔は日本オオカミなどの捕食者(天敵)がいたため生態系のなかでバランスが保たれていました。しかし今ではそのオオカミも絶滅してしまったことがシカの数を増大させて現在のような問題が起こっているらしいのです。
人間も、動物も植物もすべてが共存していける山や森であってほしいと願ってやみません。

f0036354_11484672.jpgf0036354_9251716.jpg達磨山山頂付近は実に眺めがよく、360度の大展望が得られます。
富士山はもちろんのこと、駿河湾や天城山など伊豆半島の北部周辺を見渡すことができます。
この日はお昼近くには日が翳ってきて、少し肌寒く、また空気もどんよりとしてきたせいか、せっかくの富士山の写真もくっきり鮮やかとはいきませんでしたが、薄い墨絵のような雰囲気のある美しい富士山を写すことができました。

最後の小達磨山(890m)を登り木道を降りたら戸田峠バス停へ出ます。
そこからバスに乗る予定でしたが、時刻表を見ると次のバスまで2時間もあるのを知って、トレイルシューズを履いていた私たちは、すかさず修善寺温泉までの残り8キロの道を駆け下りることに決めました。その前に「だるま山高原レストハウス」でお蕎麦と焼おにぎりで腹ごしらえ。

この「だるま山高原レストハウス」からの眺めは信じられないくらい美しいものでした。
実は「達磨山」は知る人ぞ知る日本一の富士山が見える景勝地で有名な場所なのだそうです。
なんでも昭和14年、ニューヨークで行われた万国博覧会に富士山の景色を紹介するために、六桜社(現コニカミノルタ)の技師が日本政府の命を受け駿河、甲州、信州などの富士山の回りを一巡し適地を探した結果、この達磨山を選んだと言われています。達磨山から写した富士山、駿河湾を前景に左に南アルプス、右に箱根連山を従えたパノラマ写真は当時ニューヨークで大称賛を博したそうです。
バスに乗っていたら出会えなかった偶然!心をあらわれるような富士の眺めに癒されつつ、一路修善寺温泉へGO!8キロの下り坂を転がるように駆け下りました。(おかげで右足の親指の爪が死にました)

修善寺温泉では350円で入浴できる筥湯(はこゆ)で汗を流し気分よく帰途につきました。

今回の山歩きではシカの群れや動物の死骸、野生動物らしきものの出現(?)に改めて自然に対する畏敬の念を強く感じました。
私たちは街の中では安全、安心を約束されて生活しています。
遊園地などのスリルを楽しむ乗り物でさえ安全装置の機能している安心の上で楽しんでいます。動物園で動物を見るときは、柵や檻で隔たれ危険を感じることは決してありません。
しかし、自然の中に一歩でも入れば、そこは誰にも保障されることのない危険が潜んでいます。
この場所に足を置いても大丈夫か?この道に入っても危険はないか?
誰も教えてくれません。
危険を回避する術は自分の感覚と経験と知恵、そしてすべては自己責任の上で自然と対話をしていくしかないのです。
自然は素晴らしい景色で私たちに大きな感動やたくさんの楽しみを与えてくれます。
しかし、素晴らしい自然は、いつでも危険と隣り合わせにあることを忘れてはいけないのだと思いました。自然に対する畏敬の気持ちと緊張感をもってこれからも山歩きを楽しんでいきたいと思っています。

by Ricophoo | 2014-05-17 09:25 | 登山

大菩薩嶺

懸賞 2014年 05月 11日 懸賞

f0036354_2235217.jpg5月3日大菩薩嶺に登ってきました。
大菩薩嶺と言えば中里介山の未完の大河小説「大菩薩峠」が有名ですが、深田久弥「日本百名山」にも名を連ねる秩父多摩甲斐国立公園としても知られています。

大菩薩峠は1,897メートル。大菩薩嶺の頂上は2,057メートルと標高だけを見ると中級~上級レベルの山のようですが、上日川峠、丸川峠まではマイカーでも来られるというアクセスのよさ。
ルート次第では、家族連れからベテランまで楽しめる新緑の季節にぴったりの山でした。

f0036354_2247379.jpg新宿から甲州市塩山駅まで116分で到着。塩山駅からバスで裂石(大菩薩峠登山口バス停)まで25分。
バスを降りて県道を東に進みます。雲峰寺を左に見ながら車道をを登り、登山口から2時間ほどで本日宿泊の山小屋 長兵衛ロッジに到着しました。


長兵衛ロッジには車でも来ることができるので、登山客やマイカーで遊びに来た人、オートキャンプを楽しむグループなどたくさんの人がいました。
またロッジにはお風呂もありちょっとしたリゾート気分です。


f0036354_22373511.jpg長兵衛ロッジの食事は美味しくてボリュームたっぷり。
小屋のご主人自ら作ってくれる馬刺しや山菜の天麩羅は絶品。

登山中は大汗をかくほどの気温の高さでしたが、日が沈んでからはぐっと気温が下がり、持ってきたダウンが役に立つほどでした。

翌日は朝食後、おにぎりのお弁当を作ってもらい7:00に出発しました。
上日川峠から福ちゃん荘→大菩薩峠→賽の河原→雷岩→頂上の大菩薩嶺まで2時間ちょっと。
この日は天気も良く風もなかったため尾根から眺める富士山はもちろんのこと、南アルプス、乗鞍岳、八ヶ岳、奥秩父の山々の展望は掛け値なしに実に素晴らしいものでした。


f0036354_22363710.jpg下りは丸川峠から帰るつもりでしたが、頂上からすぐの下りで、残雪が多く見られたため、引き返して、もと来た道を帰りました。

久ぶりの登山だったので、裂石へ下山後 なんだかとても疲れてしまい、大菩薩の湯へ入る気力もなくなりそのままバスで塩山まで戻り中央線で帰ってきました。

昨年中はなかなか天候に恵まれず美しい富士山に出会うことができませんでしたが、今シーズン初めの登山で見事な富士山を拝むことができ大満足の一日となりました。

by Ricophoo | 2014-05-11 22:38 | 登山

春のスペシャルロングバージョン よってたかって、八通り

懸賞 2014年 05月 07日 懸賞

f0036354_2291655.jpg4月12日 有楽町の読売ホールで恒例の「春のスペシャルロングバージョン よってたかって、八通り ~お題は入学OR卒業~」を観てきました。

開口一番は
三遊亭兼好さん【元犬】…前座噺とも言われている元犬を実力派の兼好さんで聴くとまた一段と話に深みが出てきます。ご隠居さんが変わり者の白の事を「本当におもしろい人だね~!」と褒めると「さっきまで頭も白かったんです」というサゲにはびっくり!こういうオチもあるんですね~。新鮮でした。

春風亭百栄さん【弟子の強飯】…今まで百栄さんの本当の魅力を知らなかった自分を反省した一席でした。栄枝師匠に入門するまでのエピソードをマクラに自然と本題に引き込んでいく巧さには舌を巻きました。圓生師匠が乗り移ったような名人然とした話しぶりと身のこなし、まるで噺家になるために生まれてきたような高校生をスカウトにくる落語の師匠の噺で会場中は大爆笑。百栄さんの人気の秘密に納得の一夜となりました。

桃月庵白酒さん【喧嘩長屋】…夫婦喧嘩の仲裁に入った人間が次々と喧嘩に巻き込まれていく滑稽話。白酒さんでは2度ほど聴いたことがあります。これはもう白酒さんの十八番ですね。

三遊亭白鳥さん【ラーメン千本桜】…公園で屋台のラーメン屋を細々と営む主人公のオヤジはライバル達の策略で、ラーメンチェーンの実業家の兄とは現在絶縁関係となっている。父親の作った味を守ろうとラーメン日本一を決めるイベントに怪我をした兄の代わりに出場することになったがライバルやスパイの妨害に合い……というストーリー。昭和の吉本新喜劇を彷彿とさせるような、ベタな少年マンガっぽいテイストがファンには堪らないところでしょうか?

仲入り

春風亭一之輔さん【らくだの子ほめ】…大作「らくだ」を演じるとみせかけて「子ほめ」にシンクロ。一之輔さんの大器ぶりを垣間見た瞬間でした。もうすごいとしか言いようがない!

瀧川鯉昇さん【茶の湯】…日々の退屈さから、なにかお稽古事をはじめたいと考えたご隠居。思いついたのがかねてから興味のあった「茶の湯」。だれに習うこともなく、記憶をたよりに小僧の定吉とともにお茶をはじめてみますが「はじめに入れる青い粉」が何なのかすらわからない始末。奇妙きてれつな茶の湯で悦に入っていたご隠居と定吉はへんなお茶もどきを飲みすぎて、ついには腹痛をおこしてしまいます。
どうにも気持ちの悪いお茶の飲みっぷりはさすがの鯉昇さん!こちらまで気持ちが悪くなってきます。

柳亭市馬さん【あくび指南】…あくび指南所ができたと聞いて入門したい八五郎だが一人で行くのははずかしい。友達にそばにいるだけでいいからと頼んでついて来てもらう。さっそく師匠に習い四季のあくびのけいこ。教わった通りやろうとするが、ぎこちなくてなかなかできず師匠が何度もやって見せていると、しびれを切らせた友達が「くだらねえものを稽古してやがる。待ってる俺の身になってみろ、退屈で退屈で、ああ、退屈でならねえや」と自然にあくびが出てしまう・・・。あくび指南所とは実にシュールです。江戸時代にはいろんな変わった商売があったそうで、「猫の蚤取り」やら「喧嘩指南所」部屋の中で教える「釣り指南所」とか…江戸時代の自由でユニークな発想には感服します。
市馬さん盤石の一席。

柳家三三さん【明烏】…堅物の日向屋の若旦那の時次郎。ある日 町内のワルの源兵衛と太助に誘われ観音様裏のお稲荷さんへお籠りに行く。だがこれは堅物の息子を心配する親父が二人に頼み込んで時次郎を吉原へ連れ出す作戦だった…。テンポよく進んでいくストーリー展開。堅物の時次郎が一晩ですっかりフヤケてしまう変化がよく描かれていました。三三さんの軽妙な語り口とキレの良さが光る堂々のトリの高座でした。

by Ricophoo | 2014-05-07 22:05 | 落語