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懸賞 懸賞

光圀伝

懸賞 2015年 07月 25日 懸賞

f0036354_23584457.jpg冲方丁さん著「光圀伝」を読みました。
また心を打つ素晴らしい一冊に出会えました。
「光圀伝」は水戸藩2代目藩主 水戸光圀の6歳から73歳で没するまでの人生を描いた一代記です。
水戸光圀と言えばテレビドラマでもお馴染みの「水戸黄門」。
私は中学生になり歴史の教科書を読むまで「水戸黄門は助さん格さんを連れて諸国漫遊をしていた」と思い込んでいました。なので諸国漫遊がフィクションだったというのは私にとって、渥美清が代官山に住んでいたという事実と同じくらいショックなできごとでした。
教科書に書いてある水戸光圀と言えば徳川御三家の一つ 水戸藩2代目藩主ということ。その業績と言えば当時は地味なイメージを抱いていた「大日本史」の編纂事業ということくらい。
しかし没後300年以上経つというのに、しかも実際に漫遊もしていないのに、これほどまで日本人に愛され、またヒーローとして夢を託された歴史上の人物が果たしているでしょうか?
きっとそれだけ魅力溢れるキャラクターでなければ300年もヒーローであり続けることはできないでしょう。
今まで水戸黄門の人となりを記した小説などが不思議とあまり出版されていないうえ、テレビドラマのイメージが強烈だったので、本当の水戸光圀がどんな人物でどんな生き方をしていたのか、知らずにいましたが、膨大な資料を調べ上げ史実に基づいて描かれた この冲方丁さん著「光圀伝」を読んで、水戸光圀という人物が時空を超え300年以上も人々から圧倒的に愛され支持されてきた理由を知ることができました。
作者の冲方さんご自身がインタビューで語られていましたが、「水戸光圀はたとえるならば、ノーベル文学賞を取ってオリンピックで金メダルを取って首相をやっているような人でありながら、町の居酒屋で飲んでいるような人」
まっすぐで、優しくて、強くて、カッコいい。そのくせ気取らない気さくな天才スーパーヒーローなのです。
しかしそんな光圀も人間。
義を追い求め不義に悩み、苦悶し、様々な人々との出会いの中で支えられ、刺激をうけながら人間として成長していきます。義を尊び、激情を己の中に滾らせて時代を突き進む生き様はまさに猛虎。人生を賭した「文芸復興」そして「興廃継絶」気が遠くなるような大事業を成し遂げた大義の人は日本国の未来を見据えながら時代を駆け抜けた「熱き虎」でした
光圀に影響を与えた厳しい父、優しく温厚な兄の眼差し、朋友読耕齋との出会い、泰姫との絆。そして愛するものたちとの別離。新たな出会い。信じていたものからの裏切り。悲しみも苦しみもすべてを受容し心が潰れるような懊悩の中、懸命に生きた光圀の波乱万丈な一代記は読む者の心を強く揺さぶります。
過去の世の生があったから、今の世の生がある。光圀が懸命に生きた時代を受け継いで
今の私達があるのです。
光圀は「大日本史」の編纂など学問的業績以外にも多方面において多くの素晴らしい業績を世に残しています。
詩歌など天下を取るほどの文芸の才能を持つ光圀ですが、実はかなりの数学・天文学の知識も持っており冲方さんが書かれた前作「天地明察」の主人公安井算哲による改暦の事業を支援し続けました。
また教育の面ではのちの藩校の基礎となる大学制度の実現をめざし邁進していました。
そのほかに宗教改革、貿易、殖産、法律、税制の改革、実に多岐にわたります。光圀の代で実現できたものはわずかですが、後の世につながる革新的な事業を精力的に企てていきました。
水戸に生まれ江戸に育った光圀は、諸国漫遊をするどころか、熱海と鎌倉を旅したことがあるくらいで水戸と江戸以外は知らなかったと言います。しかし若年の光圀はしばしば江戸市内にお忍びで現れ忌憚なく町人たちと交わったと伝えられています。
現代の吉原はもともと水戸藩の土地で大火の際焼け出された遊女たちに光圀が提供したものだそうです。そういった民衆へのわけ隔てのない支援と優しさが諸国漫遊をした「水戸黄門」というもう一つの物語を生んだのかもしれません。
ドラマの水戸黄門ファンにとってちょっと嬉しかったのは、実際に光圀に代り史書編纂のため全国をまわり資料を探索したとされる佐々介三郎〈助さん〉安積濾泊(格さん)の登場や光圀が「悪の師」として招聘した忍びの頭目小八兵衛の登場です。小八兵衛と言うのはあの「風車の弥七」です。「風車の弥七」は実在の人物で本当に光圀の基に仕え領内の変事や隣国の動静などを知らせる密偵としての役目を担っていたそうです。

史書」は人に何を与えてくれるのか?その問いに対する答えはいつの世も変わらず同じである。
突き詰めれば「史書」が人に与えるものはただ一つしかない。
それは歴史の後にはいったい何が来るのかと問うてみればおのずとわかることだ。
人の生である。
連綿と続く我々一人一人の人生である。

人はいつか死んでしまいます。愛する人の死、親しい人の死。そして自らも命が尽きるときが必ずきます。
人が死んだらすべては無となってしまうのでしょうか?
否、生は決して無でありません。
史の中で死者は生き続け、生きている者に道を示してくれます。
歴史は人によって作られ人によって受け継がれていきます。
きっと人々の小さな一生の連なりが命のリレーをなし歴史という大河となっていくのでしょう。
歴史は本当に面白い!まだまだ私の歴史小説熱は続いて行きそうです。

by Ricophoo | 2015-07-25 23:51 |

Qちゃん

懸賞 2015年 07月 12日 懸賞

f0036354_9352758.jpg日、いつものように会社帰り皇居を2周して汗だくでジョグリスに戻ってきたら
あの高橋尚子さん(Qちゃん)がいらっしゃいました。
自身のラジオ番組の取材で来られていたようです。
マラソン大会のゲストとして1、2回ちらりと遠くから拝見したことがあるくらいで、実際に近くでお会いしたことがなかったので、その背の高さとスタイルの良さにびっくりしました。

何となくオリンピックの時のショートカットのヘアスタイルのイメージが頭に残っていて、もっと小柄な幼い印象を持っていましたが、サラサラのロングヘアとモデルさんのようなスリムなスタイルのQちゃんは本当にうっとりするくらいきれいな大人の女性でした。

シャワーを浴びてフロントに出たら、まだいらっしゃったので、思い切って声をかけたら、本当に気さくにお話をして下さいました。
なんと30分近くもランニングの話や体のケアのアドバイスまでしていただいて夢のような時間を過ごすことができました。
年齢と共に低下してくる体力や走力には、無理のない練習方法や運動後のケアが大切なのだそうです。

f0036354_9363598.jpg牛乳パックに水を入れて凍らせた氷のスティックをクルクルと患部に当てていくというQちゃんオリジナルのアイシングの仕方まで伝授していただきました。これは保冷剤を使用するアイシング方法より凍傷にならずに済むとか。

一緒に写真を撮ってもらったり、握手をしてもらったり…オリンピックの金メダリストや国民栄誉賞を受賞された方とは思えない、少しも驕り高ぶったようなところのない気さくな優しい方で、ますますファンになりました。

by Ricophoo | 2015-07-12 09:36 | スポーツ

結婚おめでとう!

懸賞 2015年 07月 05日 懸賞

f0036354_9575019.jpg前日までの雨が嘘のように青空が広がるお天気に恵まれた6月の最終日曜日
6月28日は息子の結婚式でした。
約3年前に出会って愛を育んできた二人の結婚式はたくさんの方々に祝福され心温まる本当にすてきな結婚式になりました。

1年以上前に式場を予約して、息子たちはウェディングプランナーの方、式場の担当の方と本当にいろいろ話し合い自分たちで少しでも費用を節約するために準備を行っていたようです。

一枚一枚工夫を凝らした可愛い手作りカードのような招待状の発送から3か月。
毎日お互いの仕事が終わり夜中の3時まで結婚式のために準備をしてきたとのこと。

f0036354_19195676.jpg可愛らしい草花をあしらったウェディングボードや受付の装飾。二人の生い立ち、学生時代の思い出、また二人の出会いから結婚までの思い出を素敵な音楽にのせて綴ったDVDの製作。パーティー会場のテーブル席には二人のプロフィールを記した手作りカードや、リボンをギャザーにして一つ一つ作った名札代わりのロゼット。また来て下さった方一人一人に宛てた手書きのお手紙など…二人が自分たちの結婚式をどんなに大切に思っていたかが分り、また祝福して下さった皆さんに対する二人の感謝の気持ちが溢れ出ていました。

結婚式は神式でもなく教会式でもなく臨席して下さった皆さんの前で誓いをたてる人前結婚式という形を取りました。
人前結婚式は見るのも初めてでしたが、誓いをたてるのが神様ではなく両親や親せき、先輩や友人たちというのは、人と人とが結びつく結婚という儀式にあって何だかとても自然なことのように感じました。
立派に挨拶をする息子、涙で言葉を詰まらせながら両親に感謝の言葉を伝えたMさんの姿に涙をこぼしました。


結婚披露のパーティーでは二人の職場の方やたくさんの友人たちから素晴らしい祝辞を頂きました。
そこには私たちが知らない息子がいました。今まで出会った沢山の人たちから支えられ育まれながら素晴らしい日々を送っていたことを知りました。

息子が生まれて26年、右も左もわからず無我夢中の子育てでした。
楽しいことも悲しいこともありました。言うことをきかない息子に声を張り上げたり、手をあげたこともありました。悩んだり苦しんだりの子育てでしたが、泣いたり笑ったり悩んだり苦しんだりしたことさえ今は本当にかけがえのない素敵な思い出に変わりました。息子が生まれてきてくれたことで私たちは、多くの事を学び、たくさんの宝物を手にすることができました。

今日は息子の新たな人生の旅立ちです。

もちろん一人での旅立ちではなく
人生を共に歩いて行こうと決めたMさんという一人の素敵な女性と一緒です。
これから歩いて行く道は、決して楽しいことばかりではないかもしれません。
それでもお互いを信じ合いながら同じ方向を向いて手をつなぎ笑顔を絶やさず歩いて行ってほしいと思います。
今日は息子たちの人生の旅立ちの日。
そして私たち親の卒業の日でもありました。
心温まる素敵な結婚式でした。

息子を通じて今まで出会ったすべての方々に感謝を込めて


by Ricophoo | 2015-07-05 09:47 | 息子ネタ