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A太郎マニアINお江戸日本橋亭

懸賞 2015年 11月 28日 懸賞

f0036354_1322423.jpg11月26日お江戸日本橋亭で行われた「日本橋成金」を観てきました。
17:30開演と言うことで終業後会社を飛び出して全力疾走。前座の方が終わってからの入場でなんとか間に合いました。(17:30開演は勘弁してよ~)

●春風亭柳若さん…【粗忽の釘】この噺は1807年に記録が残っているほど江戸時代から口演されてきた古い噺ですが、若手からベテランまでよく演じられていますね。
柳若さんの演じる主人公の粗忽ぶりというか慌てぶりが笑いを誘います。

●神田松之丞さん(講談)…【播随長兵衛】熱演というのはこの方のためにある言葉ではな
いかと思うほどの迫力の舞台でした。松之丞さんの講談は2度目でしたが、この日もぐいぐいと話に引き込まれていく感じがたまりませんでした。講談というと難しいイメージがありこれまであまり聴く機会がありませんでしたが、松之丞さんの講談のおかげで世界が広がったように感じます。

●立川談幸師匠…【紺屋高尾】立川談志師匠の唯一の内弟子として有名な談幸師匠、今年落語芸術協会へ移籍され、稽古をつけてもらいたい落語芸術協会の若手が目白押しで列をなしているとか。今回若手の会のゲストとしての登場なので、出てこられた瞬間から、やはりその芸とか間とか巧さとか、貫禄が全然違いますね。談幸師匠の移籍ということで新しい風が落語芸術協会にとって更に活性化し盛り上がっていく起爆剤になっていくのではないかと思います。

仲入り

●出演者対談トークショー 談幸師匠を囲んでの出演者によるトークショー。客席、出演者共に聞きたいことが盛り沢山。しかし本音をなかなか聞き出せず…。師匠の優しく穏やかなお人柄がにじみ出る40分間でした。

●瀧川鯉八さん…【春眠】初めて鯉八さんの落語を聴いたのがテレビでやっていたNHK新人落語大賞の舞台でした。「絶対この人が大賞を獲る!」と確信した鯉八さんの「俺ほめ」が忘れられず、いつか、生で聴いてみたいと思っていた夢が叶いました。鯉八さんは一度聴いたら絶対に忘れられなくなるほどの強烈な世界を持っています。誰のマネでもない独特なもの。これは芸能の世界において生きていくには最強の武器となります。聞けば鯉八さんは鯉昇師匠のお弟子さんだとか!納得です。

●昔昔亭A太郎さん…【芝浜】本当は「紺屋高尾」をやるつもりだったけれど談幸師匠がやってしまったのでどうしようか悩んでいたところ他の出演者や客席からの煽りに負けて。談幸師匠に稽古をつけてもらったというA太郎さんの「芝浜」初お披露目でした。
もしかしたら、後々「あのA太郎の「芝浜」を最初に聴いた」ということで人に自慢できるかも知れません。巧かったです。後半ぐっと来ました。
談志師匠のDNAが談幸師匠を経由してA太郎さんに宿ってしまったのかと思うほどでした。

by Ricophoo | 2015-11-28 13:18 | 落語 | Comments(0)

「渋谷らくご」一周年おめでとう

懸賞 2015年 11月 19日 懸賞

f0036354_23493223.jpg2014年11月、ユーロスペースに於いて始まった「渋谷らくご」が1周年を迎え11月13日から18日まで、いつもより1日多い6日間12公演が行われました。
そんなわけで18日の最終日18:00からの「ふたりらくご」に行ってきました。
この日の「ふたりらくご」は春風亭一之輔さんと柳家喜多八師匠。二席だけの公演なのですが一之輔さんと喜多八師匠の落語が聴けてなんと木戸銭わずか1,200円は破格の値段!
開口一番は一之輔さん「粗忽の釘」。
いつものようにキツイ毒のあるマクラから。渋谷がらみハロウィンネタでガツンと会場中を笑わせつつの「粗忽の釘」。
以前にも聴いた演目ですが、更に余裕さえ感じられるほど、もはや完全に一之輔の「粗忽の釘」にしてしまっているところが素晴らしい。ベテランの貫禄さえ滲み出ているようです。
外はどしゃ降りの雨なのに客席は超満員。ホール落語のチケットもなかなか取り辛くなってきています。一之輔さんは人気も実力も兼ね備えた今もっともエキサイティングな落語家さんでしょう。
二席目は柳家喜多八師匠「首提灯」
前座見習いの女性の肩につかまりながら這うように高座へ上がる喜多八師匠。
ギャグかと思い笑おうと準備していた隣の男性客、どうやらそれがギャグじゃないことに気が付き笑いを押し殺すのに苦労している気配に思わず苦笑。
相当足の具合が良くないのか高座に上がるまでの様子は見ていられないほど。
なんだか高座に上がっても「息が切れる」と言ってるし何となく顔色も冴えない感じ。
大丈夫か?喜多八師匠…
しかしいざ噺が始まると打って変わって力強くそれでいてメリハリの利いた落語に引き込まれました。
「首提灯」は初めて聴く噺で、かなりエキセントリックな内容です。
侍に首を斬られた町人がズレていく首を支えながら歩いて行くところが見せ場なのですが、登場時の喜多八師匠の姿が蘇って臨場感半端ありません。
マジで喜多八師匠の首が取れちゃうんじゃないかとドキドキしました。
渋谷での落語会だけあって、さすがに客層が普段の寄席とまるで違い、20代、30代の若くておしゃれな感じの方が多かったです。
若い人たちにももっと落語の面白さを知ってほしいと新しい切り口の興業内容とスタイルでサンキュータツオ氏が始められたこの「渋谷らくご」も一周年。
着実に渋谷から発信する文化になっているような気がします。

by Ricophoo | 2015-11-19 23:41 | 落語 | Comments(0)

A太郎マニアIN大江戸あくび亭

懸賞 2015年 11月 16日 懸賞

f0036354_23185019.jpg日比谷にある「大江戸あくび亭」に昔々亭A太郎さんの落語を聴きに行きました。

帝国ホテルの通りを挟んだ向かいにあるビルの一室が11月20日までの期間限定の寄席になっています。木戸銭はたったの1000円。出演は二つ目の落語家さんばかりです。

会社帰りにふらりと立ち寄れるのが魅力です。
A太郎さん以外の出演は柳家やなぎさんと三遊亭日るねさん。
二人のボーダーラインぎりぎりの危ない芸風に少し恐怖を感じながらのA太郎さんの登場に正直ホッとしました。
演目は「八五郎出世」。
テンポもよく歯切れも良し!
A太郎さんの十八番にしても良い感じ。
前回の「紺屋高尾」から、またもやA太郎さんの古典。よく勉強されています。

来年1月には笑福亭鶴瓶師匠との落語会を控えていらっしゃいます。
古典と新作どちらがA太郎さんの魅力を引き出せるか…人ごとながら悩むところです。
今日のあくび亭 客席20席ほどですが大入りが出たそうです。
いよいよ来年はA太郎さんの年になりそうですね。

by Ricophoo | 2015-11-16 23:13 | 落語 | Comments(0)

A太郎マニア

懸賞 2015年 11月 12日 懸賞

f0036354_23215656.jpg浅草演芸場、上野鈴本、新宿末広、池袋演芸場…現在東京にある定席が4軒、国立演芸場、お江戸日本橋亭、お江戸広小路亭、横浜にぎわい座でも毎日のように寄席の興行が行われています。そのほかにもホール落語やライブスペースなどでの落語会、カフェ落語など、落語を聴きたくなったら、東京では、ほぼ毎日どこかしらで落語を聴くことができます。
今東京にいる落語家の人数はおよそ400人~500人と言われています。
そんなにたくさんいる落語家の中からお気に入りの落語家さんと出会う。
それはもう運命の出会いのようなものです。

ホール落語だとあらかじめ気に入った落語家さんが出演することを前提にチケットを買っているので、安心と満足が約束されています。
ところが寄席の場合様々な落語家さんが出演されているので巧い下手、好き嫌いに関わらず、席を立たない限り無理やり落語を聴かなければなりません。
つぎからつぎへと現れる落語家さんの中から自分の笑いの感性にぴたりとくる落語家さんに出会えるのはそう何人もいるものではありません。忍耐と辛抱の果てにキラリと光るダイヤの原石を見つける瞬間もたまにはあったりして…。
それが、まあ寄席に落語を聴きに行く楽しみでもあるのですが。
そこで出会ったのが昔々亭A太郎さんです。

今年5月「シブラク」で初めて昔々亭A太郎さんの落語「ほれうそ」を聴いてそのシュールな感性にグッときてから半年あまり。9月の「大天どん会」での再会を機に、今ではすっかりA太郎ワールドにはまっています。上野広小路亭で聴いた新作落語「罪と罰」。緩さと際どさのせめぎ合い、A太郎ワールド全開でした。

そして11月11日新宿レフカダ寄席「A太郎独演会」へ。
●昔々亭A太郎「面会」
●昔々亭A太郎「不動坊」
●三遊亭遊雀師匠「蛙芝居」
●昔々亭A太郎「紺屋高尾」

新作落語1席と古典を2席。A太郎さんの古典初めて聴きました。
予想外にとても良かった。
まず、声がいい。聴きやすい。華がある。可愛らしさと色気がある。
背の高いA太郎さんだからではないのですが
たとえて言うなら日ハムの大谷選手の長身から投げ下ろしてくる160キロのフォークボールのような落語でした。
勢いがあるということでしょうか。
たぶん巧さは後からついてくるもの。更なる精進で真打昇進目指して頑張って欲しいと思います。
次回はA太郎さん自ら手売りして下さった日本橋亭楽しみにしています。

by Ricophoo | 2015-11-12 23:14 | 落語 | Comments(0)

第6回東京ごはん映画祭

懸賞 2015年 11月 08日 懸賞

f0036354_2344476.jpg今年で6回目を迎える東京ごはん映画祭が10月31日から11月13日までの2週間、渋谷のシアターイメージフォーラムを中心に行われています。
「東京ごはん映画祭」とは「食」で繋がる人と人を描いた映画や、「ごはん」が印象的な映画を一堂に集めた第一回から毎秋私が楽しみにしている映画祭です。
今年のラインナップとしてはペルーの国民的シェフを追った新作「料理人ガストン・アクリオ 美食を超えたおいしい革命」を始め「グランド・ブダペストホテル」「フライドグリーントマト」「大統領の料理人」「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」「あん」「深夜食堂」「赤い薔薇ソースの伝説」「キッチン・ストーリー」など往年の名作や近年のヒット作など、どれもごはんのシーンが印象的な15作品が並びます。
と言うわけで「深夜食堂」観てきました。
何の情報も持たずに観た映画だったため、観終わった後の感動は筆舌尽くしがたし。
机の奥にしまっておいた小さな箱から宝物を見つけたようなそんな気分になりました。
作品の舞台は新宿花園神社界隈の路地裏。マスターが一人で切り盛りする小さな「めしや」です。深夜12時から朝の7時までの深夜にしか営業しないことから馴染みの常連客からは「深夜食堂」と呼ばれています。メニューは豚汁定食、ビール、酒、焼酎しかありませんがマスターができるものなら言えば何でも作ってくれます。夕方お腹を空かせて我が家に帰って来た子供の頃に戻ったような懐かしく優しい食堂です。
この店を舞台にマスターと客たちとの小さなエピソードや交流を描いた何気ない映画なのですが、登場する人物たちの味わいもさることながら、卵焼き、タコウィンナー炒め、ナポリタン、カレーライス、とろろご飯など、映画の中に登場する何気ない料理が途方もなく見ている私達の胃袋を刺激します。
「深夜食堂」は2006年から小学館「ビックコミックオリジナル」で連載され、その後2009年からはTBSでドラマ化されていたとのこと。
今まで知らずに過ごして来たことを悔やみます。
食欲と芸術の秋どちらも叶えてくれる夢の映画祭、「東京ごはん映画祭」今年も堪能できました。

by Ricophoo | 2015-11-08 22:37 | 映画 | Comments(0)