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お父さんと伊藤さん

懸賞 2016年 10月 11日 懸賞

f0036354_22271489.jpg渋谷シネパレスでタナダユキ監督作品「お父さんと伊藤さん」を観てきた。
主人公の彩は書店でアルバイトをしている34歳、コンビニのバイトをしていた時に知り合ったバツイチ54歳の伊藤さんと彩のアパートで同棲している。
20歳の年の差カップルだが世代ギャップを感じさせないほど二人の暮しはいたって穏やかでつつましい。自然体で心地いい雰囲気だ。
そんなある日彩の父が兄夫婦の家を追い出され彩のアパートに転がり込んでくる。
昔から厳格で頑固な父のことが苦手だった彩は、二人だけの平凡で穏やかな暮らしを乱されることに腹を立てる。給食のおじさんをやっているという素性の知れない何だか掴みどころのない伊藤さんの存在にムッとするお父さん。そんな二人とは反対に、とくに動じる風もない伊藤さん。

こうして3人の奇妙な共同生活が始まるが、ある日お父さんが突然行方不明になってしまう…。

この映画ほのぼの映画というより社会派的な要素を多く含んだ映画である。
老人介護、空き家問題、若者の働き方や女性の子供を産まない選択等、現代社会が抱えた家族の問題をさりげなく散りばめ、こちらに向けて投げかけてくる。
良い悪いの判断ではない、それぞれの答えを探していくヒントを与えてくれる。
ヒロイン彩を演じる上野樹里、演技なのか素のままなのか分らないほどはまり役の伊藤さんを演じるリリー・フランキーの肩の力が抜けた感がたまらなく魅力的な映画だった。

by Ricophoo | 2016-10-11 21:59 | 映画 | Comments(0)