人気ブログランキング | 話題のタグを見る

つくば総括 ~13秒の幻影(前編)

懸賞 2006年 12月 01日 懸賞

2006年11月26日第26回つくばマラソンに参加した。

去年の11月に美しいつくばの紅葉を眺めながら
気持よく人生2回目のフルマラソンを走り終えたとき
この澄んだ空気と美しい景色を見ながら
また一年後、ここで走りたい!と強く思った。
季節よし、景色よし、コースよし、3拍子そろった
この大会で、できたら納得のいくタイムで
ゴールできたら!!と大きな夢を描いた。
一年間、この大好きな、つくばマラソンのために頑張ってきたと
言っても過言ではない。

10月中旬の「タートル」ハーフ、
11月12日の「横浜」ハーフ、
11月17日の「世田谷」10キロ・・・と
つくばの前にレースを入れすぎたかと思ったが
今考えると、どれもいまひとつ目を見張るような成果を
残すことはできなかった。しかし、それなりに
徐々にペースやモチベーションを上げていけて、
結果的にいい調整に繋がったような気がする。

つくばのスタートは去年より30分早くなり9時半スタートだ。
受付もあるし、早く行かなきゃだ。
で、朝6時5分の秋葉原発のつくばエクスプレスに乗ることになった。
とにかく寝坊しないこと!そればかりを2日くらい前から考えていた。
レースに対する緊張より、遅刻に対する緊張のほうが9割がた占めていた。
なので、前日は早々に万全な準備を整え、4時の目覚ましアラームが
なるようセットし、10時半には床についた。
入眠はスムーズ、しっかりと深いノンレム睡眠の底にいた。

と、ところが突然、真夜中の闇を引き裂くかのごとく
携帯のバイブレーション音にたたき起こされた!
「ええっ!!もう4時?」寝ぼけ眼で、時計を見ると12時だった・・・。
携帯にメールが入っている・・・。
「誰だ(怒)!」

見ると「ま師匠」からだった。
「緊張して眠れない」らしい・・・。
そんなこと知るか・・・
明日会ったらぶち殺す・・・と無視を決め込み
再び覚醒しながら眠りに落ちる。

真夜中の嫌がらせ(?)メールの影響も無く
次の朝、気持よく4時に目覚め、身支度を終え
無事6時5分のつくばエクスプレスに乗ることができた。
やれやれ・・・これで一仕事終わった。

秋葉原からは、ユカさんと一緒に電車に乗り込んだ。
北千住からは例の「ま師匠」が乗ってきた。
怒りをぶちまけてやろうと思っていたが、
みかん星人かと見まごうような、オレンジ色の
派手な格好をして乗り込んできたので
思わず言葉をなくし、小一時間ほど思考が飛んでしまった。

Kさんが南流山から、みほさん、GELさん、Mさんたちも守谷から
乗ってきて、あっという間につくばに着いた。

つくばの空気はきりりと冷たく
ゆるんだ気持に喝が入った。

つくばではzepさんが車2台で私達を迎えてくれた。
zepさんとは「りんりんロードと不動峠」の練習会以来だ。
相変わらず若い・・・・。どう見ても30代としか思えない・・・
50をすぎているなんて
絶対信じられないよ・・・・
う~ん、謎だ。
そうこうしているうちに「ZEP」に到着。
スタート地点にあるzepさんのお店「ZEP」を
着替えたり休んだりする場所として提供して下さるという。
もう、感謝感激である。

「ZEP」はとてもステキなライブハウスだった。
レッドツェッペリンのアルバムジャケットやフェンダーのギターが飾ってあったり、
カッコいいバイクが、さりげなく置いてあったり、
お洒落でありながら、気取りが無く居心地のよさそうなお店だ。
(いつかマラソンじゃなく遊びに行きたいお店だ)
zepさんの奥様も笑顔の優しいステキな方だった。
お茶を出してくれたり、食事を用意してくださったり
なんだか大勢で押しかけて申し訳なく、ひどく恐縮してしまった。

温かい店内で着替えを済ませ
受付を終え、みんなそれぞれにアップをした。

私も軽く、大学構内をジョグ。身体を暖めた。
構内の木々は目に鮮やかに美しく色づいていて
晩秋の色を漂わせていた。
時間の経過と共に、どんどんランナー達が集ってくる。
いよいよ「つくばマラソン」のスタートの瞬間が近づいてくる!
少しずついい意味の緊張感が高まってきた・・・。(後編へつづく)

by Ricophoo | 2006-12-01 01:21 | スポーツ

<< つくば総括~13秒の幻影(後編)   エッシャー展 ライブで見るべし! >>